ホリエモン出資の宇宙ベンチャーが戦略発表(全文3)世界で2社目の打ち上げ成功目指す
ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏が出資する宇宙ベンチャー企業「インターステラテクノロジズ」(北海道大樹町)は19日、東京都内で事業戦略発表会を開いた。 【動画】ホリエモン出資の宇宙ベンチャーが事業戦略発表会 岡田武史氏との対談も ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「ホリエモン出資の宇宙ベンチャーが事業戦略発表会 岡田武史氏との対談も」に対応しております。 ◇ ◇
みんなのロケットパートナーズ発起人・佐渡島庸平氏のあいさつ
司会:稲川社長、ありがとうございました。ではどうぞ、お席へお戻りください。さあ皆さまいかがでしょうか。今ご説明がありましたように、当社は世界的な需要が高まっている超小型衛星を打ち上げるためのロケット、ZEROを開発中です。ベンチャー企業としては日本初、世界でも2社目となる打ち上げ成功を目指して、これからインターステラテクノロジズは開発を加速してまいります。 そしてこのたび、この目標達成に向けて、志を共にし、開発をサポートしていただく力強いサポーターの皆さん、パートナーの皆さんに集まっていただきました。本日、発表いたします、みんなのロケットパートナーズです。これまで個々、別々で当社をサポート、応援してくださっていた皆さまがここに団結をして、インターステラテクノロジズの応援組織として立ち上がってくださいました。未来にメード・イン・ジャパンの、世界の市場で戦えるロケットを残していくために日本からロケットが次々と打ち上がる、そんな未来をつくるために、これからみんなで一緒に、みんなのロケットをつくっていきます。 それでは皆さま、お待たせいたしました。ただ今から、みんなのロケットパートナーズの発起人、そしてパートナーの皆さま、ご紹介してまいります。まずは発起人を代表してごあいさつをいただきます。宇宙飛行士を目指す兄弟を中心に、宇宙に情熱を向けた人々を描いた人気漫画、『宇宙兄弟』など、数多くのヒット作を手掛けた編集者であります、株式会社コルク代表取締役会長、佐渡島庸平さまです。どうぞ拍手でお迎えください。ようこそお越しくださいました。 佐渡島:こんにちは。コルクの佐渡島です。『宇宙兄弟』という漫画の編集をしているんですけれども、『宇宙兄弟』という漫画の中ではNASAとかロシアのロケットを使って宇宙へ行ってるんですけれども、その作品の中でも日本人のつくったベンチャーっていうのがロケットをつくり出したりっていうところを描いてるんですね。 で、堀江さんのつくる会社、インターステラテクノロジズがそのような『宇宙兄弟』の中に出てくるような会社となって、本当に宇宙へ行くっていうことを実現できればいいなというふうに思っていて、『宇宙兄弟』っていうのは2025年に物語が始まって、今2030年ぐらいなんですけれども、本当にそれよりも速いペースで堀江さんのロケットが宇宙に行くことを願っていて、そのスピードがちょっとでも上がるように応援団として協力したいなっていうふうに思っています。 あとやはり昔から堀江さんには、僕は『ドラゴン桜』っていう作品もやってまして、そのときに堀江さんとお会いしていろいろ協力していただいたんですけれども、ずっと昔から堀江さんはやっぱ宇宙に対してはすごい情熱を持っていて、今は先を行っているSpaceXのイーロン・マスクとかも堀江さんに宇宙の相談に来てたりとかっていうふうなぐらいで、最も世界で先駆けて宇宙事業をやっていて、それが途中の中断によって遅れが生まれてるんだけれども、それをこういうふうな応援団のみんなで応援することで、なんとかその遅れを取り戻して成功してほしいなっていうふうに思ってます。 あとやはり堀江さんの話で僕がすごく印象に残ってるのが、なんでインターネットをやったんですかっていう質問をしたときに、インターネットっていうものが広まってみんなのインフラになると俺が想像できない事業っていうのが生まれるんだと。その想像できない事業によって世の中が変わっていく。そのために自分はインフラをつくりたいと思ったんだと。それでインターネットのインフラによってさまざまな、例えばFacebookにしてもTwitterにしてもNetflixにしても、全部インターネットのインフラが調ったあとじゃないと出ないサービスだったわけですよね。 同じように宇宙のインフラっていうものが調ったら、俺が想像しないさまざまな事業が生まれるんだと。そのインフラをつくるためにロケットをすごく格安で飛ばすっていうことが重要なんだっていうふうに言っていて、その自分が想像できないことをやり遂げる人間をサポートするために頑張りたいっていうふうに思っている堀江さんの精神っていうのものは、僕はもう本当に先輩としていつも尊敬してるので、それを応援したいなっていうふうに思ってます。皆さんもぜひ応援をよろしくお願いいたします。