「ChatGPT」を動画制作で活用する方法は? 企画・構成、SNS、配信先までを提案してもらうためのプロンプトなどを解説
■ 7. ショート動画の配信先提案 ・コツ:費用をかけない場合は、無料で配信することを明示しよう 動画をどのプラットフォームで配信すべきでしょうか。ChatGPTに聞いてみましょう。まず、費用をかけずにSNSやYouTubeで投稿する場合を想定したプロンプトです。 ◆プロンプト例 ありがとう。ではこの動画の配信先を、ターゲットを考慮して複数提案してもらえますか?無料で配信予定です。提案の理由も示した上で、一番のおすすめも教えてください。
以下は、先ほどのユーモラスな動画について、上記の「無料で配信予定です」と加えたプロンプトを入力した際の、GPT-4での出力例です。
確かに、ターゲットだけを見るとFacebookが妥当なような気もしますが、拡散を狙ったユーモラスな動画であることを考えると、YouTube ShortsかInstagramのリールが妥当かもしれません。なお、ユーモラスでない方の動画の配信先を聞くと、自社のホームページやコミュニティサイトを提案してくることもあります。 自社サイトやコミュニティサイトなど、ある程度、その商材に興味を持っている可能性が高いターゲットに対しては、わざわざユーモラスにして注意を引く必要がないからでしょう。ChatGPTが文脈を考慮して、回答をしていることがわかります。
また、SNSにおけるショート動画は、ショート動画単体でその商材の売り上げが立つわけではないため、購買までの導線も検討する必要があります。「最も注力しているSNSはFacebookです。YouTubeチャンネルに詳細な商品動画をアップするので、本編の動画にも誘導したいです」など、関連する施策をプロンプトに含めると考慮された回答を出してきます。
一方、動画配信に予算がある場合は、「無料で配信予定です」の文言を削ってプロンプトを入力してみましょう。無料と限定した場合より、広範囲な提案を受けることができます。