自立した子に育てたいなら…子どものうちに身につけさせるべき「2つのマナー」
子どもの自立につながる「2つのマナー」
自立した子に育てるにはどうすればいいでしょう? 自立のためには、子どものうちから基本的な生活習慣やマナーなどの素養を身に付けさせるのがとても重要になってきます。それらの素養は、社会に出たあとに周りからの信頼を得ることに大きく関係し、大人になってからの生きやすさにも繋がるのだそう。 【あわせて読みたい】「自立した子になる」子どもが10歳までに身につけておいて本当によかった習慣ベスト5 そこで今回は、自身が高卒のシングルマザーでありながら、娘を全米No.1の公立大学の特待生にまで育てたという高松ますみさんの著書『高卒シングルマザーがわが子をUCLA特待生に育てた45の方法』(かんき出版)から“わが子を自立に導く「しつけ」のコツ”というトピックスを一部抜粋してご紹介。 子どものうちから家庭で身につけておくべき「2つのマナー」とは?
家族内であっても遅刻は厳禁
子どもの自立のためにわが家で取り組んできたこと。その1つが時間管理です。 時間管理の基本を学ばせるうえで最も簡単なのが、遅刻は悪だと教えることです。 わが家は、たとえ家族間の待ち合わせであっても、遅刻は厳禁と教えていました。 「家庭内での行動すべてが、社会生活の予行練習である」という気持ちをつねに持っていたので、家族同士でも約束の時間を守ることの大切さを伝えていたからです。 日本人の時間厳守は世界的に有名です。だからこそ子どもたちには、「これから世界を相手に活躍の場を広げていく気持ちがあるなら、遅刻するだけで”平均以下の日本人と評価され、信用されなくなるから、時間厳守は重要だよ」と伝えてきました。 また、遅刻すると次のようなデメリットがあると、事あるごとに教えていました。 ・遅刻しただけで、相手に「ごめんなさい」と謝るマイナスからのスタートになる ・時間管理ができないことで、自分の価値を下げて信用を失くす ・相手が「大切にされていない」と感じるため、自分も大切にされなくなる ・相手の時間を奪ったと見なされ、嫌われてしまう ・精神的な焦りから、ミスを招きやすくなる