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冬の風物詩ともいえる、肉まんやあんまん、ピザまんなどの中華まん。白い湯気が食欲をそそり、フーフーと息を吹きかけながらホカホカの中華まんを頬張る瞬間は至福の時ですよね。おやつとしても軽食としても人気ですが、そのカロリーはどれくらいあるのでしょうか？　今回は「肉まん」と「ピザまん」を比較してみました。それぞれのカロリーや食材に関する基本知識を、管理栄養士の資格を持つライター川越光笑さんに解説していただきました。 【写真】スイーツを食べながらも50kg痩せた料理研究家のビフォーアフター

「肉まん」と「ピザまん」カロリーが高いのは？

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肉まん 肌寒くなってくるとコンビニなどでよく見かける中華まん。中でも、肉まんは一番人気といえるのではないでしょうか。中の具材や味付けはお店によって異なりますが、今回は豚ひき肉、タマネギ、タケノコなどのシンプルなもので栄養価を計算。 ピザまん トマトソース、チーズ、刻んだ野菜など、ピザの具材を皮で包んだピザまん。中華まんの中でも洋風の味が楽しめて、熱々を頬張ると中からとろりと溶けたチーズが出てくるのもうれしいポイント。このチーズのカロリーはどう影響するのでしょうか。 寒くなってくると恋しくなる中華まん。定番の2種は、どちらが太りやすいでしょうか？　正解は……？　それぞれのカロリーと特徴を解説します。

カロリーが高いのは、「肉まん」

豚ひき肉の分量によってカロリー増！ 寒くなってくると大手コンビニのレジ横には、たいてい置いてある人気の中華まん。年々、バラエティーに富んだ新商品も数多く登場していますよね。今回は定番の「肉まん」と「ピザまん」でカロリーを比較してみました。 肉まんは、角煮などが入っている贅沢バージョンではなく、豚ひき肉とタケノコなどのシンプルな具材入りでチェックしたところ、「肉まん」1個(90g)は234kcalでした。 同じく1個(90g)の「ピザまん」は188kcalで割と低め。通常、チーズなど乳製品を使ったピザ系はカロリーが高くなりがちですが、肉まんと比べるとピザまんの方が約50kcalほどカロリーダウンでした。 他の栄養素でも比べてみると、肉まんは、たんぱく質9.0g、脂質4.6g、炭水化物39.2g、塩分1.1g、食物繊維2.9gです。一方ピザまんは、たんぱく質6.9g、脂質4.1g、炭水化物31.9g、塩分0.8g、食物繊維2.1gという結果に。 肉まんはたんぱく質や脂質も高いことから、使用する豚ひき肉のカロリーに影響されるといえそうです。例えば、焼いた豚ひき肉50gは約150kcal程度。脂身が多い部位はさらにカロリーが高くなります。 肉まんは柔らかく、あっという間に食べ切ってしまう方も多いと思いますが、高カロリーのため早食いは要注意。ゆっくり噛んで、脳の視床下部にある満腹中枢を刺激することも大切です。 ※具材や量、調理法によってもカロリーは異なります。 [参考資料]文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)、「いつも食べる量のエネルギーがひと目でわかる 第4版 エネルギー早わかり」(女子栄養大学出版部・刊)