フラム移籍の“アーセナル生え抜き10番”スミス・ロウ、SNSで心情を吐露「何から伝えればいいのか……」
ファンも悲しみあらわ
アーセナルMFエミール・スミス・ロウのフラムへの移籍が発表された。契約期間は2029年夏までの5年。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、移籍金はボーナス含めて3400万ポンドとなっている。 [動画]スミス・ロウからの別れのメッセージ アーセナルのアカデミー育ちの10番とあって、ファンからも人気の高い選手だったスミス・ロウ。同じく生え抜きのFWブカヨ・サカとともに、一時はアーセナルの未来をともに担う選手かと思われ、ともに歌われるチャントも誕生した。しかし鼠径部の負傷により出場機会を失っていき、昨季は公式戦わずか4試合の先発にとどまっていた。 スミス・ロウは幼い頃から育ってきたクラブをあとにすることになり、Instagramに自らの心情を綴っている。 「アーセナルファミリーの皆さん。一体何から伝えればいいのか、わかりませんでした。皆さんに向けて書くのが一番難しいメッセージだからです」 「このクラブと初めて契約したとき、僕は10歳でした。100試合以上に出場し、アーセナルの象徴的な10番を着ることになるとは思ってもいなかった、そんな子供でした。ここでたくさんのことを経験し、最高の選手たちと出会い、一緒にプレイし、たくさんの思い出を作りました。最高の瞬間を選ぶことは難しいです」 「感謝したい人はたくさんいますが、長年のチームメイト全員、これまで助けてくれたスタッフ全員、そして特に、長い間アーセナルを僕にとってのホームにしてくれたファンの皆さんに感謝したいと思います」 「今、僕は新たな挑戦に取り組む準備ができています。これまで以上のハングリー精神を感じており、次のステップに進む機会を自分自身に与えなければなりません。アーセナルファミリーに改めて感謝します。皆さんには、常に感謝しています」 リプライにはサカやファビオ・ビエイラ、またはすでにアーセナルをあとにしたかつての仲間であるジョー・ウィロックやフォラリン・バログンらからのハートマーク入りの返信もついている。ファンからは「ロシツキー以来、選手の退団でこんなにガッカリしたことはない」「君は我々をどん底から救い出してくれた」などの悲しみの声が投稿されている。生え抜きの10番の移籍は、ファンにとっても悲しい出来事だったようだ。
構成/ザ・ワールド編集部