「AIを活用した新たな業務支援サービスを12月中に開始、地銀の顧客データを分析し営業を効率化」…りそなホールディングス・南昌宏社長
「強化する。たとえば、融資できる金額は増えているし、住み替えローンのような新しいニーズへの対応。物件の価格が上がっており、対応するためのペアローン団信(団体信用生命保険)で顧客を抱え込んだり。住宅ローンの商品価値自体も上げていくべきだと思う。
住宅ローンは大事な起点であって、長い時間軸で一生涯寄り添うようなビジネスモデルをいかに築き上げるかという点は大切だ。実は昔から変わっていないのだが、デジタルが出てきて、顧客の変化や当社からの提案がキャッチボールできるようになった。
以前よりも圧倒的に接点は強くなっている。もっと研ぎ澄ましていきたい。顧客と当社がウィンウィンの形でつながり続けるということが大事だと思っている」
◆南昌宏氏(みなみ・まさひろ) 1989年関西学院大商卒、埼玉銀行(現りそなホールディングス)入行。2020年4月から社長。りそなHDが国有化された03年当時は企画部門で政府との折衝を担った。和歌山県出身。