最も人気なのは? J2リーグ観客数ランキング11~20位。2024シーズンの前半戦で最も人を集めたのは?
明治安田J2リーグの2024シーズンは前半戦が終了した。昨季途中より新型コロナウイルスによる制限もなくなり、観客動員は2019年以前に戻りつつある。今回は、J2リーグクラブの今季のホーム観客動員数を集計し、1試合の平均入場者数をランキング形式で紹介する。(データは第19節終了時点)
20位:藤枝MYFC 本拠地:藤枝総合運動公園サッカー場 収容可能人数:1万57人 今季平均入場者数:3220人 藤枝MYFCは2024シーズン前半戦を終えて、1試合平均の観客動員数が3220人でJ2最下位だ。昨季の平均である3145人を上回っているという点はポジティブに捉えられそうだが、空席がより目立っている印象を受けるかもしれない。 藤枝MYFCの本拠地・藤枝総合運動公園サッカー場は、今年バックスタンドが完成した。昨季は収容可能人数が5937人だったが、現在は1万57人収容となっており、より多くの観客を呼べるようになっている。そのため、空席率が上昇した格好だ。 クラブはこの状況に危機感を持っており、5月24日に会見を行い、ホームゲーム残り11試合で1試合平均5000人の集客を目指すことを宣言。愛媛FC戦、清水エスパルス戦、ジェフユナイテッド千葉戦では招待やノベルティ配布などを行って1万人規模の入場を目指す「集客重点試合」を設定することも発表した。 この発表の直後の鹿児島ユナイテッドFC戦は2465人の観客数で、いきなりつまずいてしまったが、クラブとして積極的に取り組んでいる様子。リーグ最下位を抜け出す努力を続けている。
19位:ザスパ群馬 本拠地:正田醤油スタジアム群馬 収容可能人数:1万5190人 今季平均入場者数:3496人 ザスパ群馬は、シーズン前半戦のホームゲーム1試合平均の観客動員数が3496人だった。2023シーズンは4121人だったため、大幅な減少となっている。 ホーム開幕戦の鹿児島ユナイテッドFC戦で4056人の観客が入った群馬は、その後かなり厳しい状況が続いており、特に大分トリニータ戦は1255人で空席が目立った。ここまでの最多は、ゴールデンウィークの清水エスパルス戦での7085人だ。 チームの不振は客足にも影響しているだろう。昨季の最終順位は11位だったが、今季は現在最下位に低迷している。正田醤油スタジアム群馬で未勝利では、ファンの応援にも熱が入らないのは仕方がないかもしれない。 それでも、シーズン後半戦には昨季唯一1万人超の観客が入った栃木SCとの「北関東ダービー」が残っており、まだまだ平均を上げるチャンスはある。順位を上げていくと同時に、ファンの熱気も取り戻していきたいはずだ。