最も人気なのは? J2リーグ観客数ランキング11~20位。2024シーズンの前半戦で最も人を集めたのは?
16位:愛媛FC 本拠地:ニンジニアスタジアム 収容可能人数:2万919人 今季平均入場者数:3625人 愛媛FCは、今季前半戦のホームゲームで1試合平均3625人の観客が入っている。昨季の1試合平均が3674人でほぼ横ばいではあるものの、J3からJ2に昇格したシーズンであることを踏まえると、満足はできないはずだ。 3シーズンぶりにJ2に戻ってきた愛媛は、ブラウブリッツ秋田との開幕戦で5193人の観客が入ったほか、第9節のファジアーノ岡山戦でも5313人と多くの人が詰めかけている。 コロナ禍以前で、過去にJ2で戦ったシーズンは、1試合平均3000人台という観客数がほとんどだった。そう考えると、J3でもJ2でも安定して同程度の観客が入っているということになる。 ただ、今季の愛媛はここまで9位につけており、下位に低迷しているわけではない。ホームに限定するとここまで5勝4分2敗で、消化試合数に差はあるとしても、稼いでいる勝ち点は上から4番目という好成績である。チームの好調がもっと客足につながってほしいところだろう。
15位:いわきFC 本拠地:ハワイアンズスタジアムいわき 収容可能人数:5048人 今季平均入場者数:4118人 いわきFCは、2024シーズンのJ2で1試合平均4118人の観客を動員している。2023シーズンの平均は3491人で、大幅に増加中だ。 2021年までJFLで戦っていたいわきは、2022シーズンにJ3で優勝して2023シーズンからJ2で戦っている。2023年にJヴィレッジスタジアムから移転していわきグリーンフィールドを改修し、全試合でホームスタジアムとして利用するようになった。昨年10月からはスパリゾートハワイアンズを経営する常磐興産がネーミングライツを取得し、「ハワイアンズスタジアムいわき」に名称を変更した。 クラブの成長とともに、ファンの観戦環境もアップグレードを続けており、これがより多くの観客を引きつける要素になっていそうだ。収容可能人数が5048人と少ないため、スタジアムは常に満員という印象を与える。第10節の清水エスパルス戦と第13節のジェフユナイテッド千葉戦では5000人を超える観客が入っている。 2023シーズンは不振や監督交代もあって苦しみ、18位でシーズンを終えていたいわきだが、今季は現在J2で8位につけている。チームの成長が感じられることも、ファンに楽しみを与えている要素かもしれない。