エアコンの電気代は「こまめに消す場合」と「24時間つけっぱなしの場合」でどれくらい違うの?
冬になるとエアコンの暖房を使う機会が増えますが、「エアコンは高いのでは?」と電気代が気になる方もいらっしゃるでしょう。 実際、エアコンは使い方によって、かかる電気代が変わります。そこで今回は、エアコンを1日中(24時間)つけっぱなしにした場合とこまめに消した場合の電気代を比較します。 エアコンの電気代を少しでも節約したい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。 ▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介
エアコンを「1日中つけっぱなし」と「こまめに消す」ではどっちがお得?
ダイキン工業株式会社では、エアコンを1日中つけたままにした場合と、こまめに消した場合の電気代を検証しています。 検証では、深夜~早朝(23:00~06:00)・日中(6:00~18:00)・夜間(18:00~23:00)に分けて、それぞれの消費電力量と電気代を比較しています。検証結果を表1にまとめました。 表1
※電気代単価27円/kWhとして計算 ※ダイキン工業株式会社【mission5-2 エアコン暖房を「つけっぱなし」にするのと「こまめに入り切り」するのでは、どちらの電気代が安くなるの?】を基に筆者作成 表1を見てみると、エアコンはこまめに消すよりもつけたままのほうが、消費電力が小さいことが分かります。30分程度の外出であれば、エアコンはつけたままがお得といえるでしょう。
エアコンを「1日中つけっぱなし」と「生活に合わせて消す」ではどっちがお得?
同調査では、30分ごとではなく、生活に合わせてエアコンの電源をON/OFFした場合の検証結果も発表されています。検証結果は表2の通りです。 なお、想定されたスケジュールでは、外出時(1日6回、1回30分~2時間程度)と、夜間の就寝時(23:00~7:00)にエアコンを切っているようです。 表2
※電気代単価27円/kWhとして計算 ※ダイキン工業株式会社【mission5-2 エアコン暖房を「つけっぱなし」にするのと「こまめに入り切り」するのでは、どちらの電気代が安くなるの?】を基に筆者作成 今回の結果では、エアコンをつけたままにするよりも、生活に合わせて消したほうが消費電力が小さいことが見て取れます。 とくに夜間就寝中はエアコンを消しておくことで、その分の電気代がかからずに済むようです。 ただし、外気温が低い日の夜間にエアコンを消すと室温が下がり、朝の稼働時に大きな電力を消費してしまう可能性があります。 ゴミ捨てや子どもの送迎など、30~1時間ほどの外出が多い日中はつけたままにするなど、使い分けることがポイントといえるでしょう。