9・29代々木で卜部功也が引退セレモニー。兄・弘嵩との2試合を振り返り「兄弟対決は本当におすすめしない」【K-1】
若いファイターたちには「思ったことを口に出して、どんどん発言していってほしい。思想とか哲学は人それぞれだと思う。そういうものをどんどん出していって、選手同士ぶつかり合っていけばおのずと盛り上がると思うので、プライドを持って戦ってほしい」とメッセージ。そして指導者としては「強い選手ではなくスター選手を育てるということしか意識していない。“強ければいい”ではダメだと思っているので、そこらへんは選手と一緒に考えてやっている。どうブランディングしていくかとか試合の見せ方だったりとか、倒しに行く姿勢とか。そこも一緒に考えながらやっている」という。 K-1は新生K-1スタートからしばらくは鎖国状態で、昨年の第2章から開国し、対抗戦といった形で他団体の選手との対決も実現したのだが、卜部が戦いたかったが戦えなかった選手がいるのかについては「誰でしょうね? 僕がピークな時にはあまりいなかった。でも後からは原口選手が出てきたりして、すごくうまいし若いし、強いなと思っていました。でもタイミング的にずれていたので“特には”という感じでした。誰とやりたいというのはあまりなかったかもしれません(笑)」と気になった選手としてRISEのISKA世界ライトウェルター級王者・原口健飛の名を挙げた。 最後は「15年間、応援や叱咤激励もあったと思うんですが、いろいろな声も含めてすごく力になりました。現役は終えるんですが、今後は自分が育てた選手がK-1のリングに上がっていって活躍すると思うので、今後とも注目をしていただけたらうれしいと思っています。よろしくお願いします」と締めくくった。