【先出し!注目新馬/函館】目標は「2歳S」の〝ご当地血統〟ドゥアムールが兄姉に続く
【6月15日・土曜函館5R=芝1200メートル(牝馬限定)】
◆ヴーレヴー (牝=父サトノクラウン、母アルギュロス・武幸) セレクトセール(2022年当歳=落札価格3900万円)出身。母はJRAで1戦(未勝利)したのみだが、1つ下の半弟が現種牡馬のシルバーステート。函館入り後の動きも目を引き、素質の高さを感じさせる。「栗東で乗り込んでから函館に来ました。落ち着きがあるし、鞍上の指示に従順です。追い切りでも楽な手応えで古馬をアオるくらい。能力を感じるし、先々は距離が延びても良さそう」と南井助手。馬体重は460キロ台で、鞍上には浜中を予定。 ◆チギリ (牝=父レッドファルクス、母ナチュラルスタンス・鹿戸) 2日の美浦ウッドで5ハロン68・6ー11・7秒をマークし、5日に函館入り。こちらもセレクトセール(22年当歳=同1100万円)出身で、現4歳の半姉マルカシャルマンは阪神芝外9ハロンで新馬勝ちを決めている。「美浦の坂路とウッドで乗り込んできましたが、しっかり動けています。スピードがあるし、気が良くて素直。ゲート試験も一発で合格しました。当該週はジョッキーで追い切る予定です」と千島助手。鞍上は横山武で、馬体重は450キロ。 ◆ドゥアムール (牝=父ロードカナロア、母ルシュクル・中竹) 兄姉のブランボヌール、ビアンフェの2頭が当地デビューからGⅢ函館2歳Sを連勝。現3歳ロータスワンドも昨年に同じ函館2週目の牝馬限定戦でデビューし1着だった〝ご当地血統〟。6日の函館ウッドで5ハロン71・7ー13・2秒を余力十分にマークし、函館入り後の調整も順調だ。「栗東で2本時計を出して、2日に函館に着きました。スピードに乗るまでに少し時間がかかるけど、最後はいい伸び脚を使います。おっとりした性格で、顔や体つきはビアンフェに近い感じ。もちろん目標は(函館)2歳Sですが、まずは新馬戦ですね」と木野助手。馬体重は460キロで、鞍上には横山和を予定している。 ◆ラーナローザ (牝=父ドレフォン、母ラーナアズーラ・畠山) 同厩の新馬らと美浦から入念な併せ馬を消化し、函館入り後は5日に芝3頭併せで5ハロン65・6ー12・2秒(馬なり)。全姉に現1勝クラスの3歳馬ロールハーアイズがいる。「まだ子供っぽくて良化の余地はあるけど、美浦からじっくり乗ってきました。先々のタイプですが、いいものは感じます」と脇助手。馬体重は480キロで、鞍上は丹内を予定。