【先出し!注目新馬/函館】目標は「2歳S」の〝ご当地血統〟ドゥアムールが兄姉に続く
【6月15日・土曜函館6R=ダート1000メートル】
◆ユリ (牝=父アジアエクスプレス、母スーパーマダム・伊藤圭) 23年の北海道セレクションセール(同1460万円)出身で、半姉に今年のGⅢ京都牝馬S勝ち馬でサウジ遠征(GⅡ1351ターフスプリント=2着)も果たしたララクリスティーヌがいる。5日の函館ウッドでは永野が騎乗し5ハロン69・4ー13・0秒(馬なり)で同厩3歳未勝利と併入した。「美浦では坂路中心に乗り込んできて、(5日の)1週前にジョッキーを乗せて強めに負荷をかけました。まだ成長途上だけど、前に行けるスピードがあるし、ダートの短い距離は合っていそうです。初戦から期待値は高いですよ」と伊藤圭調教師。460キロでレースでも永野が騎乗する。
【6月16日・日曜函館5R=芝1200メートル】
◆スリーピース (牡=父ミッキーアイル、母ビバリーヒルズ・武井) セレクトセール(23年1歳=同2700万円)出身で、母はJRA2勝のビバリーヒルズ。半兄デイトンウェイは新潟芝内6ハロンで新馬勝ちした。5日の函館芝では4ハロン52・7ー11・8秒(馬なり)をマークしている。「美浦から順調に乗り込みを重ねてきました。当初はあまり動けなかったけど、ひと追いごとに良くなって、2週前追いでスイッチが入ったのか、(5日の)1週前がいい反応でジョッキーも好感触でした」と武井調教師。鞍上は佐々木を予定。 ◆ローレルゼロ (牡=父ブルドッグボス、母ミコノキセキ・高橋康) 母は未出走ながら、その半兄にJRAで1、2勝クラスを連勝したナムラヘラクレスがいる。函館入り後は併せ馬でじっくり乗り込まれていて、5日の芝では2歳新馬を相手と併せ4ハロン51・2ー12・0で手応え優勢に併入した。「牧場から直接、函館競馬場入りして、ゲート試験も問題なくクリア。しっかり動けているし、走るフォームが良くて素質を感じます」と原口助手。馬体重は470キロで、鞍上は斎藤を予定している。
立川 敬太