80分の充実見せたい明大。筑波大は、攻守を整備して勝利へのプランを遂行する
開幕からここまで4戦全勝の明大と、3勝1敗の筑波大。大学日本一を狙う両校は、できる限り関東大学対抗戦Aを上位で終え、大学選手権でできる限り有利な枠に入りたい。 11月3日(土)の秩父宮ラグビー場で、紫根とスカイブルーのジャージーが激突する。
同日おこなわれる2試合のうちの第1試合だ(11時30分開始)。14時キックオフの第2試合では、帝京大と早大が戦う。
U20日本代表に複数の選手たちを送った明大は、春季交流大会や夏合宿の試合で負けが込むことがあった。しかしシーズンに入って、調子を上げつつある。 前戦は10月12日、太田市運動公園陸上競技場でおこなわれた立教大戦。その試合で明大は、26-15と前半は突き放せなかった。 しかし、80分が過ぎた時には57-15の快勝だった。
その試合を終えて神鳥裕之監督は、試合への入りを反省しながらも、「80分の試合の中で修正できたところに成長を感じた」と前向きにとらえた。 後半は相手に得点を与えなかった。指揮官はその点に触れ、「前半はうまくいかないことに対して必死になり過ぎてリズムを崩しましたが、後半は落ち着いて戦えた」。
NO8木戸大士郎主将も、前半を「ディシプリンと、ディテールに沿ってやることが乱れた」と反省。後半は「八幡山グラウンド(での練習)でやったことを出していこうと声を掛け合ったことで自分たちのラグビーができた」と振り返った。
筑波大戦には立教大戦とほぼ同じメンバーで臨む。先発で変更があるのは6番のみ。今回は最上大尊がキックオフから暴れる。 SO伊藤龍之介が巧みなゲームコントロールを見せてくれるだろう。前戦でプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(2トライ)に輝いたWTB海老澤琥珀も先発。積極的に走り、チームを前に出すはずだ。