相次ぐ大型商業施設の閉店 松本市長「閉店までに一定の結論を出せるよう調整が行われていると受け止めている」
松本市では今年、商業施設が相次いで閉店します。松本パルコの後利用について、松本市の臥雲市長は会見で「閉店までに一定の結論を出せるよう調整が行われていると受け止めている」と述べました。 ■臥雲市長 「パルコと、パルコに対して具体的な提案をされた企業の間で前向きな検討が進められているという風に認識をしております。」 松本市では1月13日にイトーヨーカドー南松本店、2月末には松本パルコ、そして3月末で井上百貨店本店が相次いで閉店します。 大型商業施設が姿を消すことで市街地の空洞化が懸念されていますが、3店舗の後利用については明らかになっていません。 臥雲市長は定例会見でいずれも民間企業の所有物で、市が方針を示す立場にはないとしたうえで、次のように話しました。 ■臥雲市長 「この3つの商業施設、いずれも次の後利用に向けた民間ベースの交渉が行われているという風に認識をしております。」 松本パルコの後利用について、市は図書館と商業施設からなる公民連携の複合施設をパルコ側に求め、断念した経緯があります。 ■臥雲市長 「(松本パルコについて)この2月末の閉店までには一定の結論を出せるように(企業間で)調整が行われているものと受け止めております。」 臥雲市長は、「悲観的になるのではなく、街の再設計・再活性を考えていく」としています。