53歳イラストレーターが<骨密度検査>を受けたらがっかりして…「目元の窪みがこれ以上深くなるのはイヤ!」サプリや日光のフル活用で骨活に励む日々
◆目の周りの骨に注意 骨密度検査の結果を受けて、食事や日常の中でコツコツ骨密度アップに努めていますが、自分の骨密度を把握したら、いろいろと気になることが増えてきました。 中でも驚いたのは、目の周りの骨のこと。 年齢が進むと、若いときに比べて顔の脂肪がスッキリするように、目元も少し落ち窪む感じが出てきます。この窪みにも骨密度が影響しているというのです。 骨内には、古い骨を吸収する(壊す)破骨細胞と、新しい骨を作る骨芽細胞があります。若いうちは、このふたつがバランスを保っているのですが、加齢で代謝が崩れると、壊すほうが優勢になるそう。 ドクロマークで例えると、黒くポッカリ開いた目と鼻周りの空洞、ここの骨がもっとも早く壊れやすい箇所。広がった空洞にはシワやたるみができやすく、さらに老け見えが加速するというのです。 若い頃、一重とも二重ともつかない私のまぶたは腫れぼったく見えて、それがコンプレックスでもありました。 大人になって現れた目元の窪みを、アンニュイな翳りがちょっと悪くないかも……とポジティブに受け止めていましたが、それがまさかの骨密度減少の注意信号だったとは。 これ以上窪みが深くなるのは阻止したく、骨密度アップに燃えるこの頃。 目周りにも忍び寄る、骨粗しょう症に恐怖したお話でした。
◆50歳前後を境に減る一方。骨のためにできること 骨密度検査を受けたその日、「骨粗しょう症の方のためのやさしい食卓」というイラストの表紙がかわいいパンフレットを手渡されました。 予想していたよりも微妙な検査結果に、帰りの電車ではパンフレットを熟読。 骨といえばまずカルシウムが浮かびますが、カルシウムの吸収を高めるビタミンD、定着させるビタミンKも大切であると書かれています。 さまざまある栄養素の中でも、特にビタミンDは日本人の9割が不足しているという統計もあるとか。 食事を中心に、サプリメントや日光をフル活用して骨活に励む現在です。 ※本稿は、『50歳からの私にちょうどいい美容と健康』(CCCメディアハウス)の一部を再編集したものです。
柿崎こうこ