名店仕込みのパスタに悶絶! 神楽坂で今一番勢いのある若手イタリアン
神楽坂駅から徒歩1分。魚介と野菜が主役のイタリアン「イルラート」の姉妹店として「スカーリア」がオープンしました。平均年齢約30歳という若手ながら古井シェフから薫陶を受けたチームが、おいしい料理とワイン、心地よいサービスと空間を提供します。心から食を愛する人が辿り着くのはこんな店なのかもしれません。
人気店になる予感しかしない佇まい
食エリアとしてすっかり定着した神楽坂ですが、飲食店が所狭しとひしめく神楽坂下から上がり、赤城神社のある神楽坂上はその賑わいが嘘のよう。そのメインストリートから1本裏手に入ったところにあり、駅徒歩1分という好立地ながら落ち着きのある神楽坂本来の姿を感じさせてくれる場所に「スカーリア」はオープンしました。
入口にあふれる祝い花が、いかにこの店が注目されているかを物語ります。それもそのはず、こちらは新宿三丁目にあるイタリアンの名店「イル ラート」の姉妹店なのです。
店名はイタリア語で「うろこ」という意味。信頼する仲卸から自身の目利きで仕入れた魚をおいしくする店というコンセプトは、「イル ラート」の古井繁規シェフの下で修業したからこそ。「市場で最上の食材を仕入れるには目利きの仲卸との関係性が必要不可欠です。古井シェフが仲卸だけでなく和食や寿司の料理人とも情報交換しているのをそばで学ばせていただきました」と話すのはこちらを任された石川 敦シェフ。
石川さんは「ブラチェリア デリツィオーゾ イタリア」「ラ・ピッコラ・ターヴォラ」「オステリア・オリエーラ」といった名店で研鑽を積み、渡伊するもコロナ禍で帰国を余儀なくされ3年半「アロマフレスカ」で腕を振るい、こちらのシェフの職に就きました。「古井シェフから学んだ豊富な魚介料理を軸に『アロマフレスカ』で培った境界のないイタリアンのテクニックを駆使して自分のアイデンティティを落とし込んだ、自分にしか作れない料理を提供したい」と目を輝かせます。
上質な魚介で作る究極のシンプル料理
こちらは3,300~13,000円のコース料理に、メニューは限られますがアラカルトも提供しています。今回はコース料理から抜粋してご紹介します。こちらは前菜の一品「赤茄子とウニの冷製カッペリーニ」です。