サッカー大津、全国2冠へ出陣 全国高校サッカー選手権28日開幕
29 DF 渡部 友翔①174(ソレッソ熊本) 30 GK 野沢 遼太②185(神奈川・松本中) ※左から背番号、ポジション、名前、学年、身長(センチ)、前所属チーム。◎は主将 ◆大津、全国選手権の過去の戦績 第66回大会 1回戦敗退 第67回大会 1回戦敗退 第75回大会 1回戦敗退 第76回大会 ベスト8 第78回大会 2回戦敗退 第79回大会 1回戦敗退 第80回大会 ベスト8 第81回大会 3回戦敗退 第82回大会 2回戦敗退 第83回大会 1回戦敗退 第84回大会 3回戦敗退 第85回大会 2回戦敗退 第87回大会 ベスト8 第89回大会 1回戦敗退 第91回大会 1回戦敗退 第94回大会 2回戦(初戦)敗退 第97回大会 3回戦敗退 第100回大会 準優勝 第101回大会 ベスト4 第102回大会 3回戦敗退 ◆注目プレーヤー・FW山下景 希代のエース「次も得点王」
希代のストライカーがチームを日本一へ導いた。大津高のFW山下景司は、プレミアリーグ西地区で20得点をマークし得点王に輝いた。東地区1位とのファイナルでも2得点。「自分が点を取らないと苦しい試合になる」。エースとしてゴールを量産し続けた。 身長177センチ、体重69キロ。最大の武器は、高校生離れしたゴール前での嗅覚の鋭さだ。DFの背後に一瞬で抜け出し、シュートに持ち込む一連の動きで対戦相手を翻弄[ほんろう]し続けた。瞬時の判断でシュートをコースに打ち分けるセンスもずばぬけている。 「試合を想定しながら、ずっとこだわりを持ってゴールを奪う練習をしてきた」と山下。山城朋大監督は「ゴールを奪うためだけにサッカーをやっている選手」と評するほど、ストライカーとしての本能を磨いてきた。 熊本市出身。山下は画図小転入後にサッカーを始めた。小学2年から中学3年までは強豪のソレッソ熊本に所属。「自分で点を取れない試合はおもしろくないと思っていた」とFW一筋で打ち込んだ。「全国高校選手権で戦う姿を見て、憧れがあった」と、出水南中から大津高に進んだ。