サッカー大津、全国2冠へ出陣 全国高校サッカー選手権28日開幕
高校入学時は63キロだった体重も6キロ増え、スピードやパワーに迫力が生まれた。「体が思うように動き、イメージ通りのプレーができる回数が増えた」 目標とする選手は元ウルグアイ代表で世界屈指のストライカー、FWルイス・スアレス(MLSマイアミ)。「強引さと繊細さを兼ね備えている」。常に得点を狙う姿は良い手本になるという。 2冠が懸かる全国高校選手権でも、貪欲に「得点王」を狙う。「今は大事な場面で得点を決められる自信がある。流れを引き寄せるゴールで、チームを勝たせたい」 ◆注目プレーヤー・DF五嶋 頼れる主将、攻撃のスイッチ DF五嶋夏生(背番号5) 190センチの長身センターバック。相手のロングボールを力強く弾き返す。常に最前線へ縦パスを送るチャンスをうかがい、攻撃のスイッチを入れる役割も。DFラインの統率に加え、主将としてチームをまとめる。 ◆注目プレーヤー・MF舛井 縦横無尽、俊足アタッカー MF舛井悠悟(背番号11) 持ち味の俊足を生かして、右サイドを縦横無尽に駆け回る。「コース取りやボールタッチの技術を磨いた」というドリブルで相手DFを抜き去り、精度の高いクロスボールや思い切ったシュートで好機を演出する。
◆注目プレーヤー・MF嶋本 攻守の大黒柱、高い得点力 MF嶋本悠大(背番号10) 中盤でのボール奪取と、巧みなパス出しで攻守両面の大黒柱を担う。ボールのキープ力や技術の高さに加え、次のプレーへの素早い状況判断ができる。プレミアリーグ西地区で12得点を挙げ、決定力もある。J1清水入りが内定している。 ◆注目プレーヤーDF大神 1対1の守備、圧倒的強さ DF大神優斗(背番号2) 不動の左サイドバック。豊富な運動量で上下動を繰り返し、積極的な攻撃参加で好機を演出する。1対1の対人守備に圧倒的な強さを誇る。力強いミドルシュートは、引いて守る相手を攻略する武器だ。