センバツ高校野球 北海と別海、土踏みしめ 「落ち着いて」「感動した」 開会式 /北海道
第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)が18日、阪神甲子園球場で開幕し、3年ぶり14回目の出場となる北海と、21世紀枠で初出場する別海が開会式に臨んだ。両校の選手たちは出場チームの最後尾で登場し、堂々と行進した。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 選手たちはセンバツ旗を持った主将を先頭に入場。北海の主将・金沢光流(3年)は「初めて行進した昨夏は、新鮮さで気持ちが高ぶっていたが、今回はチームを引っ張っていく立場として落ち着いて歩けた」、別海の主将・中道航太郎(同)は「昨春のセンバツは、島影隆啓監督と数人の部員と観戦しに来た。今度は観客席ではなく、選手としてグラウンドに立てて感動した」とそれぞれの思いで甲子園の土を踏みしめた。 別海は大会第3日の第1試合で、創志学園(岡山)と対戦する。中道は「創志学園の選手は落ち着いた様子で、自分たちも堂々と焦らずに野球をしたいと思った。初心を忘れず、別海らしい野球で地元に感謝を伝えたい」と意気込む。 北海は第5日の第2試合で、大阪桐蔭と対戦。金沢は「屈指の強豪校と甲子園で戦える。緊張よりも楽しみな気持ちが大きい。投手も打線も調子を上げてきているので、この勢いのまま、相手の雰囲気にのまれずプレーしたい」と力を込めた。【後藤佳怜】