【カップルセラピーってどんなもの?】結婚4年目、30代夫婦が初体験レポ!
現状についての客観的意見と、これからのアドバイスをもらいカップルセラピー終了
吉田さん: そろそろお時間になりますが、セラピーの中でお二人のお話を伺っていると、かなさんはすごくいい物事のとらえ方ができる方だと感じました。物事のいい面を見るというのは、なかなかできることではないので。 亮さん: 確かにそうですね。 吉田さん: 相手に伝えるときも「あなたがこうだから」ではなく「自分がこうやって過ごしていきたいから」という伝え方をされていますよね。それはセラピーの中で実践していく「アサーショントレーニング」とも似ています。どちらかが「これは嫌だ」というサインを出したときに、しっかりと向き合うところがお二人のコミュニケーションを円滑にしているポイントなのかなと感じました。 亮さん: 吉田さんはいろいろなカップルの話を聞いていらっしゃると思うんですけど、僕らの関係の築き方って何点ぐらいですか? 吉田さん: 点数で評価するのは難しいですが、距離感やお話の仕方と、かなりいいポイントが多いご夫婦なんだろうなと思います。今後のアドバイスとしてお伝えするなら、セックスレスや飲酒などの問題に対してお二人とも納得感があるのかどうかをしっかり向き合ってみるのもひとつの手かもしれません。 それはきっと、しっかりコミュニケーションが取れているお二人ならできると思います。価値観が似ていたとしても、違うところもきっとあるし、そこをどういうふうに相手に知っておいてもらうかということが大事かなと思いますね。 かなさん: モヤモヤした気持ちが大きくなる前に、ということですよね。 吉田さん: そうですね。「酔っ払って騒いだら1万円払う」というルールについても、現状はうまくいっていますが、根本的な解決策ではないので、今後、本質を改善する方法をお二人で話し合う必要があると思います。「課題の本質を理解してもらえていないんじゃないか」という思いが大きくなる前に回収しておくというか。どちらか一方からの提案ではなく、二人それぞれに提案をしたうえで折衷案を見つけて、「ちゃんと取り組んでいるね」「徐々に改善しているね」と共通認識が持てる状態は重要かもしれません。 亮さん: なるほど。それは大事かも…がんばろ。