【カップルセラピーってどんなもの?】結婚4年目、30代夫婦が初体験レポ!
カップルセラピー中盤:気づいていなかった“結婚に対する記憶の違い”も明らかに
亮さん: 昔と変わったことでいうと、彼女との結婚を意識してから自分の金銭感覚を変えました。というのも、彼女と出会った当時は、後輩にごちそうしたり趣味につぎ込んだり、とにかく金遣いがあらかったので、「ちゃんと直してほしい」と言われて。 かなさん: 私、そんなこと言ってないよ(笑)。全然違う。 亮さん: あれ? 俺、記憶改ざんしてる?(笑) かなさん: 私はそんな彼でも好きだったけど、お金に対する感覚があまりにも違うから、結婚したいとは思わなかったんです。ただ、お金を趣味に全振りしちゃうところも彼の面白さでもあったから「そのお金の使い方で生きていけるぐらい経済力のある女性と結婚したほうがいいのでは?」って提案をしていたんです。そうしたら、なぜかお金の使い方とかを見直し始めて(笑)。 吉田さん: 亮さんがそんなに自分を変化させられたエネルギーはどこからきたのでしょう? 亮さん: 僕は一度、別の人と婚約破棄していて。その人には抱かなかった感情なんですけど、「彼女(かなさん)のためだったら自分を変える」って思えたんですよね。婚約破棄を経て初めて「結婚したい」と思えた人だからかな。 吉田さん: そこまでご自身を変化させるって、なかなかできることではないと思いますよ。自分を客観的に見るって難しいことですから。 亮さん: もともと、他の人の意見でいいなとか正しいなと思ったことは取り入れようと思うタイプなので、無理して変わった感じもないですね。 かなさん: そこはすごくいいところだよね。あと、彼は何か問題が起きると、パワポで今後の対策を提案してくるんですよ。この間も、彼が酔って帰ってきて「人生楽しい!」とか、深夜なのに大騒ぎするので怒ったら、「酔っ払って騒いだら1万円払う」っていうルールを彼が提案してくれて、採用しました(笑)。私はもともと怒りとかの感情が長続きしないので、1万円もらったら許してます。そこで許さないと逆に私がやばい人になっちゃうし。 吉田さん: それはいいですね。ネガティブにとらえがちな相手の行動を自分にとってメリットにすることで、フレームが変わりますから。亮さんがパワポで提案するのも、相手の不満や気持ちに向き合っているというメッセージにもなるのかなと思います。 かなさん: 1万円もらったら許すけど、お酒の飲み過ぎは体にもよくないし、認知症のリスクが上がる可能性があるっていう記事も見たことがあるので、心配はしています。私たちはそれぞれの祖母が認知症を発症しているから、本当はもうちょっと彼にも気をつけてほしいんですけど…。