YOSHIROTTENの個展が霧島アートの森で開催へ。公立美術館では初
鹿児島県霧島アートの森で、アーティスト・YOSHIROTTEN(ヨシロットン)による初の公立美術館での個展「FUTURE NATURE II In Kagoshima」が開催される。会期は10月8日~11月24日。 YOSHIROTTENは、1983年鹿児島県鹿屋市出身。グラフィックデザイン・商業美術の背景を持ち、地球・光・色彩などを題材に、S.F.と神秘主義、自然世界と都市文化が混じり合う世界観を描いてきたアーティストだ。主な個展に「FUTURE NATURE」(TOLOT heuristic SHINONOME、2018)、「SUN」(国立競技場・大型車駐車場、2023)、「Radial Graphics Bio / 拡張するグラフィック」(ギンザ・グラフィック・ギャラリー、2024)など。クリエイティブ・スタジオ「YAR」代表。 本展は、2018年に東京で開催された個展「FUTURE NATURE」の続編となる。光の反射を通して見ているこの瞬間の自然風景は、未知なる光に照らされたときどのように映るだろうか。またそうした光景はデジタル技術によっていかに記録されうるだろうか。このように、自然、科学、宇宙と認識をめぐる問いを起点にした「FUTURE NATURE」は、光そのものや技術を媒介にした自然の記録などを中心的なテーマに展開された。 会場では、自身の故郷である鹿児島の雄大な自然をモチーフに展示空間全体を用いた巨大なインスタレーション作品「FUTURE NATURE II In Kagoshima」を発表。ここでしか見ることのできない新たな風景が生み出され、YOSHIROTTENの作品に通底する「もしも」という眼差しを目の当たりにすることができるだろう。