政府、ジブチを邦人保護の拠点化 自衛隊の活動装備を集積へ
政府は、アフリカ東部ジブチにある自衛隊の活動拠点を、邦人の保護や輸送が必要になった場合に活用するため整備する方針を固めた。中東情勢の緊迫化などで近年、邦人退避任務が増加。ソマリア沖アデン湾での海賊対処活動のため開設したジブチの拠点に必要な装備を集積し、迅速に活動できるよう備える必要があると判断した。近く現地部隊の任務への追加を閣議決定する。関係者が6日、明らかにした。 ジブチ政府と協議の上、来年1月から実施する。邦人保護や退避に必要な装備品の集積・管理の他、平時からの情報収集や他国部隊との交流を強化し、任務を円滑に実施できるようにする。