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“女子プロレスの凄さ”を見せつけた岩谷麻優と渡辺桃
ターゲットにされてしまった岩谷は、オーカーンの戯言にはおかまいなしだ。前回は必死のアピールも叶わず“ただの観戦”という屈辱を味わったが、今回は念願の1.4東京ドームでのIWGP女子王座防衛戦出場にこぎつけた。 大阪のセミファイナルで行われた渡辺桃との防衛戦は激しく、この日行われたすべてのカードの中でトップの評価を得た。「セミが素晴らしかった」「メインでもよかったんじゃないか」というのが、ファンの間でのほぼ共通の認識だ。お祭り的な要素を排して戦った岩谷と渡辺の試合は、女子プロレスの凄さをまざまざと見せつけた。 岩谷は強烈なキックを何発も浴び、渡辺のテキーラサンライズも跳ね除けた。目つきが違っていた。そして3度目のドラゴンスープレックスホールドで渡辺に勝利した。 「スターダムの上の人たち、新日本の上の人たち、ファンのみなさん」と岩谷はマイクで呼びかけた。 「この試合に勝ったら言いたいことがあった。今年の1.4、出られなくてすっげえ悔しかった。見下されているような気がした。でも、今日で8度目の防衛成功。来年の1.4は、このベルトを懸けて試合がしたい。みんな凄いベルトだってわかってくれたでしょう。文句ないでしょう。試合で見せつけてきた。どんな逆境も跳ね除けてきた。そのすべてを1.4で出す」
挑戦に名乗りを上げたAZM「あんな試合を見せられて…」
こんな試合をやられたら、新日本プロレスも「ノー」とは言えなかった。挑戦に名乗りを上げてきたAZMと王者・岩谷による東京ドームでのIWGP女子王座戦が決定した。 「あんな試合を見せられた後に、体が動かないわけがないし、言い方悪いですけど、ずっと順番を譲ってきた。私ね、東京ドーム、思い出がたくさんあるんですけど、IWGP女子2度目の挑戦。誰もが欲しいあのベルト、そして誰もがあの地位が欲しいスターダムのアイコン。ダブルで私が取って、スターダムのテッペンに立つんで、楽しみにしていてください」(AZM) 今年、岩谷の防衛ロードは朱里に始まり、Sareee、トニー・ストームら強敵との戦いが続いた。いずれも好試合でIWGPのベルトの価値と、岩谷麻優の存在を押し上げた。タイトル在位期間は1年7カ月になった。1月4日の9度目の防衛戦を前に、岩谷は晴れやかな顔をしていた。
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