把握している数字は全部公表している

安倍：今、先生がおっしゃったところはまさにポイントでありまして、特に東京都に対しては、その日に発生した新規の感染者数について報告をしていただきたいということを申し上げてるんですが、発生ベースではなくて報告ベースの場合が多いですね。ですと、そうすると、正確なRが分からないという問題もございますので、お願いをさせていただいています。 　しかし、今までの経緯を見ても、3月の14日においては東京は2.6だったんですね、R値が。それが、一時は0.5近くまで下がってます。ただ、日々によってちょっと違いがありますが、日本全体で見ると0.7までは下がってきています。これをしっかりと下げていきたいというのと、実効再生産数を正しく見るためには、ぜひ、保健所は大変だと思います、そういう数値もいろんな対応をしなければいけませんから、PCRもあります。その中でもできるだけ頑張って、その日その日の数値を出していただきたいということも、東京都あるいは国も保健所にお願いをしているところであります。 馬場：シンプルに検査数だけでは割り切れない、新規の検査がどれだけだったのかということがポイントになってくるということですね。また、1を切れば収束に向かうとわれわれ最初に思っていましたけれども、医療現場の現状を考えると0.5が1つの指標であると。で、これを総理、公表は今後、まめにしていただけるということで。 安倍：いや、もちろん政府は把握してるものを全部公表してます。しかし、それが正確かどうかですね。正確性を期す上においては保健所が今、大変な仕事の中で報告していただいてるんですが、それがその日の発生ベースであるようにしていただくように、今、要請をしているところでありまして、われわれが持ってる数字を隠してることはもちろんありません。それは全て公表してるんですが、大切なことは、それが、今言ったようなものなのかということでありまして、大変ではあるんですが、だと思いますが、保健所、また東京都にも特に、もちろん大阪等々もありますが、特に東京なんですが、頑張ってやっていただきたいと思ってます。 馬場：ありがとうございます。