まぶたがピクピク、仕事の夢を見る...「職場の同僚のストレス」で出る症状のチェックリスト
つぶれずに生き抜くために大切な2つのこと
ただ、今の自分の疲れを知ったとしても、「結局、自分には、どうすることもできない」と思った人もいるかもしれません。たしかに、一朝一夕には変えられないこともありますが、厳しい職場環境のなかでも今日からできることはあります。 そのポイントは、職場における仕事のやり方や仕組みなど自分の「外側」に働きかけるのではなく、まずは自分の「内側」に目を向けることです。 自分の「内側」に目を向けるというのは、具体的には次の2つです。 ①自分を客観視できるようになる ②自分の心や行動に関する技術を知って使う この2つのことができるようになると、職場の同僚のフォローに疲れきってしまうような状況をかなり避けることができます。そして、日常生活のなかで、この2つのことを繰り返し実践していくと、たとえ厳しい場面に直面しても、しなやかに対応できる自分を育てることにつながります。 社会や職場に変革をもたらしたり、フォローが必要な同僚の仕事のやり方を劇的に変えたりするのはなかなか難しいけれど、まずは今の自分のしんどさを少しでも軽くする方法を身につける――そういうスタンスです。 余裕のない職場は、これからも続いていくことが予測されます。だれかをフォローしなければならない状況があったとしてもつぶれずに生き抜くための技術が必要なのです。
佐藤恵美(メンタルサポート&コンサル沖縄代表)