飛行機内に“霧”が発生して大混乱! ずぶ濡れで4時間凍えた乗客たち…「とても寒かった」NY便で
湿度の高い地域で起きることがある
運行会社であるジェットブルーの広報担当者、デレク・ドンブロウスキー氏は、米ピープル誌に対し、機内の霧の現象について次のようにコメントした。 「こうした結露あるいは霧の現象はよくあるもので、特に湿度の高い気候において顕著です」 もっとも、通常この種の現象では、機内が濡れるほどになることはないという。当該便の場合、屋外でタラップを使って搭乗した際に大雨が降っており、霧ではなく雨によって濡れた可能性があるのではないか、とドンブロウスキー氏は話している。 機内を霧が満たした事例は、過去にも発生している。ニューヨーク・ポスト紙によると2024年1月、オーストラリアのノーザンテリトリー上空を飛行中のジェットスター便で同様の現象が発生した。この時も機内に霧が充満し乗客を驚かせたが、空調システムによるもので安全だと航空会社側が説明している。
調査官が驚くほどの濃霧も
2019年8月には、ニューヨーク行きのデルタ航空便でも同様の結露現象が発生した。この時は機内に非常に濃い霧が立ち込め、乗客を動揺させた。国家運輸安全委員会(NTSB)の元調査官であるアラン・ユルマン氏は当時、米CNNに対し、「こんなに濃い霧は見たことがない」と述べている。 今回、ゴワティさんが撮影した動画のコメント欄には、意外なアクシデントに驚く視聴者のコメントが4800件以上寄せられた。 「レインフォレスト・カフェかと思ったら飛行機だった!」 「野菜売り場のキュウリみたいにずぶ濡れだ……」 「シルクプレス(熱で髪をストレートにするヘアスタイリング)をかけていたら絶望しそう」 「電化製品が濡れたら悲しいな」 「濡れて寒いのはご免だ! 体調を崩してしまうかも」 安全性に問題はなかったとはいえ、大雨に降られたあとに結露した機内で過ごすフライトは、あまり快適ではなかったかもしれない。
文:青葉やまと