「逃げ切った大人では気づけない」Z世代の新卒社会人から見た職場と社会の風景
木下さん一人ではどうしようもない問題ですし、引っ越しすればいいやんっていうのも、根本的な解決じゃないんですよね。 木下:借り上げ社宅なので、すぐに引っ越しするのも難しいです。 舟津:ある意味、若者支援で本当に求められることというか、気を遣うならそういうところからだよな、っていうのはすごく思いました。多数派を占めるオトナが、われわれは逃げ切ったから知らんと放置するか、未来の世代のために動けるか、大事な岐路に立たされていますね。私も襟を正して、ちょっとでも良い社会になるようしていければと思います。
みなさん、本日は大変真摯にお答えいただき、ありがとうございました。
舟津 昌平 :経営学者、東京大学大学院経済学研究科講師