写真：東洋経済education × ICT

徳島県神山町にある神山まるごと高等専門学校（以下、神山まるごと高専）は、中学1年生と2年生を対象に「Winter School 2025」を開催する。 【写真を見る】「Winter School 2025」 「Winter School 2025」では、「新たな一歩をともに踏み出そう!2カ月でアプリづくりを学ぶ無料プログラム」をコンセプトに「15歳の心を動かすアプリのプロトタイプを作成し、資金調達に挑戦せよ!」というミッションに挑む。2025年1月26日（日）から 2025年3月22日（土）の2カ月間で行われるオンライン完結の無料プログラムだ。

神山まるごと高専の学びを体感できる機会

神山まるごと高専は、2023年4月に全寮制、デザイン・エンジニアリング学科の1コースのみ、1学年40名という形態で開校した。 「テクノロジー×デザイン×起業家精神」を中心としたカリキュラムで、「モノをつくる力で、コトを起こす人」の育成を目指している。企業からも注目を集めている学校で、ソニーグループやソフトバンクなど計11社から成るスカラーシップパートナーと「一般社団法人神山まるごと奨学金基金」を組成。運用益を学生に奨学金として給付する、学費は実質無償化される独自の仕組みをつくっている。 今回開催される「Winter School 2025」では、そんな神山まるごと高専の学びを体感できる機会でもある。デザインツール「Figma」を使ったアプリづくりを通して、テクノロジーを活用した「デジタルモノづくり」の楽しさを知り、自分の興味のある分野や課題に結びつけてほしい考えだ。 また、家庭の経済状況や住む場所に左右されることなく学びの機会を提供したいという考えから、すべてオンラインで完結する無料のプログラムとなっている。授業は全4回。プレゼン動画を作成、提出したあとに選考を行い、最終プレゼンでは仮想通貨「神山コイン」を使いながら「最優秀チーム」を選ぶという。詳細は以下のとおり。 「Winter School 2025」開催概要 「15歳の心を動かすアプリのプロトタイプを作成し、資金調達に挑戦せよ!」というミッションに2カ月かけて挑むオンライン無料プログラム。神山まるごと高専の学びの土台であるテクノロジー・デザイン・起業家精神を学ぶことができる4回の授業を経て、プレゼン動画を作成し、提出する。提出された動画の中から選考を行い、最終プレゼンでは仮想通貨「神山コイン」を使いながら「最優秀チーム」を選ぶ ・日時:2025年1月26日（日） ～ 2025年3月22日（土） の2ヶ月間 1月26日（日）16:00～17:30 1限目「アントレプレナーシップ概論」 2月1日（土）18:00～18:45 2限目「デザイン(1)ストーリー」 2月8日（土）18:00～18:45 3限目「テクノロジー」 2月12日（水）18:00～19:30 オンライン交流＆もくもく作業会 2月15日（土）18:00～18:45 4限目「デザイン(2)Figma」 2月25日（火）17:00 一次選考「プレゼン動画」の提出締切日 3月7日（金） 一次選考「通過者」発表 3月15日（土）18:00～19:30 オンライン交流＆フィードバック会 3月22日（土）時間未定 2次選考「最終プレゼン大会」（神山/オンライン会場）開催 ※1～4限の授業はアーカイブ動画の配信をするため参加は自由 ・場所:オンライン ※「最終プレゼン大会」のみ神山会場での参加も可。 ・参加費:無料 ※神山会場までの交通費は各自負担 ・定員:なし  応募に必要な条件は、(1)現在、中学1年生か中学2年生であること、(2)PCでオンライン授業に参加できること、(3)神山まるごと高専の「学校説明会」に参加済みであることの3つ。学校説明会の参加前でもWinter School 2025の予約は可能だが、まず神山まるごと高専の公式LINEをともだち登録する必要がある。応募締め切りは2025年1月17日（金）23:59まで。 申し込みは、神山まるごと高専公式LINEの申し込みフォームから （注記のない写真:msv / PIXTA）