東洋大姫路が準決勝へ 大阪勢は全チーム敗退 高校野球秋季近畿大会
高校野球の秋季近畿大会は27日、ほっともっとフィールド神戸で準々決勝があり、東洋大姫路（兵庫1位）が大阪学院大高（大阪3位）を4―0で降して4強入りを果たした。東洋大姫路は、2日の準決勝で天理（奈良1位）と対戦する。 【写真特集】東洋大姫路vs大阪学院大高 大阪学院大高は、29年ぶりの準決勝進出はならなかった。履正社（大阪1位）と大阪桐蔭（大阪2位）も1回戦で敗れており、大阪勢は全チームが姿を消した。 秋季大会の結果は来春の選抜大会の出場校を選考する際の資料となる。近畿地区の一般選考枠は6。【長宗拓弥】 ◇東洋大姫路・阪下漣投手 ＜90球で完封した＞ 初回から真っすぐで押し込むことを、九回まで続けた結果が無失点につながりました。大阪学院さんは初球から振ってくるというのはわかっていた。その分、三振も少なく、球数はあまり意識していなかったが、（100球未満で完封する）マダックスを達成できてうれしいです。でも、後半は岡田（龍生）監督から球が浮きすぎたと言われました。疲労はなかったが、気持ちが高ぶってしまった。完封できたことは成長ですが、反省点もあるので修正したいです。 ＜無四死球と制球も安定していた＞ 元々、制球には自信があって、四球で崩れるタイプではないと思っています。カウントを悪くする、四球を出すのは相手に流れを渡すことになります。中盤で先頭打者を出すことはあったが、そこから修正することができた点は良かったです。 ◇大阪学院大高・辻盛英一監督 五回までに1点差というのは想定通りだったが、六回に3点取られたのが痛かったです。 ＜相手先発の阪下投手は＞ 制球が良い。タイミングでやられるというよりは、コースでやられました。 ＜今秋の戦いぶりについて＞ 1年生中心のチームで秋が始まった頃は到底勝てるチームではなかったが、勝ち進むにつれて強くなっていきました。今日ももっとボコボコにされると思っていたが、それなりの試合はしたのではないかと思います。成長の余力を残したチームだと思います。
