約12年ぶりに日本導入!三菱「トライトン」は日本人に刺さるのか、識者3名が解説
モータージャーナリスト サトータケシ フリーのライター/エディター。USB端子がない愛車シトロエンC6(2010年型)でスマホの音楽を聴くときにはFMトランスミッターを愛用。最新型に替えたら音質が5倍向上、3480円でQOLが爆上がりしたとか。
見栄えもともなった3代目
ピックアップトラックというと日本ではいまだ産業用イメージが強い。米や豪では人気らしいが、それはあの大地があってこそ。日本なら北海道くらいでしか活用できるイメージがない。 トライトンも初代こそ日本で売ったものの、2代目の導入はなし。市場がなかったのだ。トヨタ ハイラックスがまずまずの人気を博するとはいえ、そんな事情も大地も変わっていない。 では、なぜ今再び挑戦するのか。多目的SUV人気という追い風もさることながら、それはたぶん車の出来に自信があったから。 正直、前2世代のトライトンは日本人の心にまるで刺さらなかった。 三菱車全般に言えることだが、内外装のデザイン性がイマイチ。三菱の世界戦略車だから性能は折り紙つきなのだけれど、新たな市場を開拓する力がその見栄えにまるでなかった。 ところがどうだろう。3代目となった新型はなかなか豪勢な面構えではないか!これなら街中で番長気どりの国産ミニバンやドイツ製SUVの向こうを立派に張れる。もちろん乗っても悪くない。 ちなみにトライトンはタイ製。タイは世界で3番目に大きいピックアップ市場で、若者たちはこぞってトラックに乗り、ワンメイクレースだってあるらしい。
モータージャーナリスト 西川 淳 フリーランスの自動車“趣味”ライター。得意分野は、スーパースポーツ、クラシック&ヴィンテージといった趣味車。所有する愛車もフィアット500(古くて可愛いやつ)やロータス エランなど趣味三昧。
OCEANS編集部