ADHDであることを、本人や学校にどのように伝えるか? 「あなたが悪いからではない」と伝えることの大切さ
通常学級で支援が受けられる
ADHDの子どもが学校に進むときは、通常学級に入るのが一般的です。通常学級で支援員のサポートを受ける方法や、通級指導教室に通いながら支援を受ける方法もあります。 ADHDの子どもの大半は、通常学級で受け入れられています。 ただ、併存する障害などがある場合には、特別な配慮と支援が不可欠です。授業中に先生が頻繁に声がけをしたり、個別に指導したりしなければ、通常学級で勉強を進めていくことは難しいでしょう。特別支援教育支援員をつけたり、通級指導教室に通ったりするなどのサポートも考えられます。 また、ASDや知的障害をあわせもつ場合は、特別支援学級で手厚い支援を受けたほうが、安心して通学できるケースもあります。子どもの希望も聞きながら、安心して通える方法を探しましょう。 ■子どもにとってベストな選択を それぞれの学級で、子どもの特性にあわせた指導や支援を受けることができます。子ども自身が安心して通えることがいちばん大事です。 続きは<ADHDの子どものために、学校側ができること。少しの工夫、便利な道具で子どもの困りごとを解消!>で公開中!
榊原 洋一(お茶の水女子大学名誉教授)