【ハイライト動画あり】埼玉パナソニックワイルドナイツ、国際親善試合でクイーンズランドレッズと対戦。リーグワン プレシーズンマッチ
しかし、残り20分、ワイルドナイツは相手のプレッシャーもあり、ミスやペナルティでなかなか相手陣にはいることはできなかった。逆にレッズのWTBヘレマイア・マレーにトライを許し、さらに終了間際にも2本のPGを決められて28-42でノーサイドを迎えた。
3シーズン連続、レッズが勝利して「埼玉-クイーンズランド・シールド」を防衛した。POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)には、21歳のワラビーズ経験者のSOライナーが選出された。
レッズのキスHCは「フィジカル、スキルが重要視される試合になった。終始、プレッシャーを受ける試合になったが、それを打開することで、自分たちが考えてそれができた」。
「最後に、この試合をきっかけに活躍する選手が多いし、世界中でプレーする機会は貴重なので、真剣勝負だと思っていつも挑んでいる。こういった機会を作っていただき、ワイルドナイツさんに感謝している」と話した。
キャプテンLOスミスは、「とてもチャレンジングな試合になった。今後、この試合が続いていってほしいし、シーズンとは別に試合ができるので、良い試みだなと思った。こういう試合があるから、自分たちをプッシュして強くなれると思う」と振り返った。
ホームで今年も勝つことができなかったワイルドナイツのロビー・ディーンズ監督は、「レッズと対戦するのは3回目ですが、それぞれが良い試合になり、クオリティーも上がってきて、ファンも自分たちも価値を感じることができた。試合のクオリティーが素晴らしかったし、最終的にこの経験が活きてくる」と話した。
相手に仲の良い選手が2人いるというゲームキャプテンのLOハアンガナは「個人的に、この試合は意味のあるもので、チームとしても勝てなかったことは残念だった」。
「対戦相手が海外からの相手だと自分を試したいし、チームとしてもどこまでできるか試したいという気持ちになった。来年は勝ちたい。ここからの経験をシーズンに向かって積み重ねていって、良いシーズンにしたい」と前を向いた。