【ハイライト動画あり】埼玉パナソニックワイルドナイツ、国際親善試合でクイーンズランドレッズと対戦。リーグワン プレシーズンマッチ
ニュージーランドとオーストラリアで代表キャップを持つ、PR(プロップ)アレックス・ホッジマンと、ニュージーランドとサモア代表でキャップを持つPRジェフリー・トゥーマガアレン、オーストラリア代表経験を持つHO(フッカー)ジョシュ・ナセルとSO(スタンドオフ)トム・ライナーが先発。キャプテンはLOライアン・スミスが務めた。
「埼玉-クイーンズランド・シールド(盾)」をかけた戦いは、午後1:00に多くのワイルドナイツファンが見守る中、キックオフされた。
試合開始早々、主導権を握ったのは「18人の選手がいないが、昨年接戦だったので、4~5週間準備してきた」(レス・キスHC)というレッズだった。
レッズはFW、BK一体となって攻め込み、前半4分、最後はキャプテンLOスミスがねじこんでトライ。さらに6分、SOライナーのキックカウンターから大きくゲイン。最後はWTB(ウイング)フロイド・オーブリーにつないで、左中間にトライを挙げ、14点をリードした。
徐々にワイルドナイツも相手の強度に慣れていくと、FLガンターのジャッカルなどで得点を許さなかった。すると22分、好機を掴み、ラインアウトを起点に連続攻撃、最後はWTB丹治辰碩が強さを見せて、中央左にトライを挙げて7-14とした。
34分、モールを起点に、再びレッズのWTBオーブリーにトライを許して、7-21とされる。しかし36分、ワイルドナイツはディフェンスで相手のミスを誘って、NO8コーネルセンが中央にトライを挙げて、14-21とした。その後、レッズがロスタイムにPG(ペナルティゴール)を決めて、10点差としてハーフタイムを迎えた。
後半、先に得点を挙げたのはリードしていたレッズだった。後半6分、SH(スクラムハーフ)カラニ・トーマスの裏へのキックをWTBオーブリーが中央に押さえてハットトリックを達成し17点差にリードを広げた。
だが、ワイルドナイツもホームで意地を見せる。10分、ボールを継続し、SO山沢のパスをLOオッキー・バーナードが右隅にトライ。19分にはWTB竹山が力強いランを見せて中央にトライを挙げて28-31と3点差に迫った。