マツケンコラボのグランバザールが大反響! パルコの「クリエイティブ制作」の裏側を聞いた
┌────────── 松平さんとは2022年と2023年に開催した『マツケンサンバ POP UP SHOP』、2023年に開催した『マツケンサンバII』のコラボレーションカフェ『ビバ~マツケンサンバIIワールドカフェ~オレ!』でもご一緒していて、いずれも大変好評でした。そういった実績があり、新年らしさを存分に表現できるのは松平さんしかいないだろうと(小林氏) └──────────
“革新”を表した「マツケンロボ」のテレビCM
クリエイティブの方向性は、宣伝部がテーマとしている「伝統と革新」の「革新」に重きを置いたものにすることに。そこで、斬新なアイディアとテクノロジーをかけ合わせたクリエイティブを得意とする広告代理店「Dentsu Lab Tokyo」に制作を依頼した。
CMではパルコのビルからマツケンロボが出現。開いた頭頂部からリアルのマツケンが登場するほか、周囲には大量のマツケンや鮮やかなマツケン柄のショッパー(ショップ袋)が舞う華やかな印象になっている。
クリエイティブの制作にあたり、最新技術を駆使して踊る松平さんを3Dデータ化。マツケンロボは顔を3DCGモデルにすることで実現している。
プレゼント企画にも、マツケンコラボのクリエイティブを使用
グランバザールの期間中にPARCOで実施されたプレゼント企画にも、マツケンコラボのクリエイティブが使用されている。1月2日~4日は「マツケンおみくじ」を実施。幸運な顧客には、次の景品が当たった。
・おめでたさ満開の「マツケンゴールデンフィギュア」 ・鮮やかな「ショッパー」
┌────────── お客様からの反響を得られたらと思い、インパクトのある賞品を用意しました。するとショッパーが当選した方が『何これ』といったコメントを添えてXなどに投稿してくださり、7万を超える『いいね』が付いた投稿もありました(本橋氏) └──────────
「AR」企画は、過去最大の反響だった
今回のキャンペーンにおいて、SNS上でもっとも盛り上がっていたのは「AR」を使った2つの来店促進施策だったという。 ■ [AR施策1] マツケンARパレード 各店舗1日限りのスペシャルイベントとして、CMで登場した“マツケンARパレード”を店内で鑑賞できる体験を提供。会期当日に対象のPARCOに設置している2次元コードを読み取り、スマートフォンを空に向けるとマツケンARパレードが登場する。 ■ [AR施策2] 飛び出すマツケンARフィルター付きオリジナルコースター 期間中に館内対象のレストラン・カフェで1会計1,200円以上の飲食をした人には「飛び出すマツケンARフィルター付きオリジナルコースター」(全4種)を先着で配布した。コースター裏面に記載の2次元コードをスマホで読み取ると、ARでマツケンが出現する。