アスリートの分岐点/走幅跳界のエース【橋岡優輝】は、圧倒された悔しさが世界と戦う決意に!
走幅跳選手 橋岡優輝 YUKI HASHIOKA
1999年、埼玉県生まれ。高校時代に走幅跳で頭角を現し、2018年U20世界選手権と2019年アジア選手権で金メダル獲得。2019年世界選手権で日本人史上初8位入賞。2021年に富士通に入社し、同年の日本選手権で歴代2位の8m36を記録。東京五輪では6位入賞。
TAMURA’S NEW WORK/FIBA 3x3 パリ2024オリンピック予選大会
3×3のパリ五輪予選となった大会は、宇都宮市のライトキューブ宇都宮で開催。キービジュアルの背景には、その外観と市内に新たに誕生した次世代型路面電車“宇都宮ライトレール”も、日本初開催の大会のシンボルとして描かれている。同大会では、男子はオランダ代表、女子はオーストラリア代表が優勝し、五輪出場を決めた。
記念すべき大会の熱量を高めるために
日本の国旗をイメージした背景に、レイアップシュートを決める選手やドライブで切り込む選手を描いた作品。これは3人制バスケットボール“3×3”のパリ五輪出場権をかけ、5月初旬に宇都宮市で開催された予選大会のビジュアルだ。 「3×3の五輪予選が日本で開催されるのははじめて。優勝したチームがパリ五輪の切符を手にする大会なので、各国代表による熱い戦いが繰り広げられるのは間違いない。その熱量を高めるアシストをしたいという思いを込めて描きました」 新しいことに挑戦する機会でもあった。 「日本代表選手のディテールを描かずに持ち味を表現することは、ひとつの挑戦でした。これまでと違う躍動感を描けた手応えがあり、貴重な経験になった作品です。この大会では日本は男女とも1次リーグ敗退で、パリ五輪出場権獲得は世界最終予選に持ち越しになりましたが、5人制同様、3×3も日本代表が熱い気持ちで戦っていて見応えがあります。これからも僕なりの表現で応援していきたいですね」
アーティスト 田村 大 DAI TAMURA
1983年、東京都生まれ。2016年にアリゾナで開催された似顔絵の世界大会であるISCAカリカチュア世界大会で、総合優勝。アスリートを描いた作品がSNSで注目を集め、現在のフォロワーは10万人以上。その中にはNBA選手も名を連ねる。 ※雑誌『Safari』7月号より