EV選びはブランドへの共感が選択基準に。幅広い視野で見ると「アウディ」が最適解!?
メーカーや企業のビジョンに共感して、商品やサービスを選ぶことがある。込められた思いやこだわりが、受け手にとって大きな価値となるわけだが、そんな視点でEV(電気自動車)を見てみると、アウディのEVがそのひとつとして思い浮かぶ。 【画像】もっと写真を見る(8枚) アウディでは、EVのモデルを「e-tron」と呼ぶ。「Q4」や「Q8」のシリーズの「e-tron」、そして「e-tron GT」のシリーズがすでに導入され、新たなモデルの日本上陸も待たれている。 現在はEVの普及が失速しているのでは?という声も聞こえそうだが、持続可能という観点からすれば「脱炭素」がカギとなることに変わりはない。EVを検討することはとても有意義と言える。 積極的なEV展開を続けるアウディ。サステナビリティのための様々な取り組みも実施していて、それを知ると、アウディ「e-tron」の価値がさらに鮮明になる。まずは現在の「e-tron」のラインアップを紹介しよう。 身近なモデルとして好適なのが「Q4」の「e-tron」だ。SUVタイプであり、手頃なサイズである点でも扱いやすい。リアゲートの角度を寝かせたクーペSUV(呼称は「Sportback」)も用意され、好みの仕様を選べるラインアップもありがたい。 ハイクラスなしつらえを望むなら「Q8」の「e-tron」だ。プレミアムEVとしての風格と気品が漂うたっぷりしたサイズのボディ、そして、快適性とラグジュアリーを追求した室内は格別。こちらも「Sportback」のタイプが用意され、より力強いパワーとダイナミックな走りを楽しめる「SQ8 Sportback e-tron」もラインアップする。 スポーツカーのように走りの痛快さや余裕のパワーも味わいたいなら「e-tron GT」だ。こちらは4ドアクーペのボディで、走りの良さを予感させるワイド&ローなルックス。優雅なドライビングもかなえるラグジュアリーなインテリアも魅力となる。また、高性能スーパースポーツのようなパフォーマンスを披露する「RS e-tron GT」なら、類いまれなエクスペリエンスをもたらしてくれる。 アウディが日本で行う様々な取り組みのひとつに「Audi Sustainable Future Tour」がある。これまでに、真庭市(岡山県)の「バイオマス発電」、八幡平市(岩手県)の「地熱発電」、浜松市(静岡県)の「太陽光発電店舗」、屋久島町(鹿児島県)の「水力発電」の現地を訪問。再生可能エネルギーを有効活用し、地産地消を実行している地域を訪れているのだ。 持続可能な未来を一緒に考え思いを共有する仲間づくりを行い、重要性についてひとりひとりが考えるきっかけを作りたいと考えて実施しているという。今回その5回目を開催。風力発電に適した地域のひとつに数えられる北海道を舞台に「Audi Sustainable Future Tour Hokkaido」が実施された。風力発電にまつわるキーとなる施設などを電気自動車「e-tron」で巡り、稚内から旭川までの約300kmを走り抜けた。 北海道北部は、日本海側に面した強い風と広大な土地を有する風力発電の適地。世界最大規模の蓄電池設備を誇る変電・蓄電施設「北豊富変電所」や、高さ約100メートルの28基の風車が3.1kmにわたり一直線に連なり、道内でも屈指の景色を誇る風力発電所「オトンルイ風力発電所」を訪れた。 北海道での再生可能エネルギーのポテンシャルや課題、持続可能な未来について話し合うことを目的に、今回、「未来共創ミーティング」も組み込まれた。企業、専門家、地元学生、メディアそれぞれの立場から、北海道の再生可能エネルギーの活用を軸とした、持続可能な未来の実現に向けて、有意義な意見交換が行われた。 共感はモノ選びの基準となるが、アウディがこういった催しを行うことは、アウディのEVに乗るオーナーにとってきっと誇らしく思えるだろう。同時に、購入を検討する顧客の背中を押すものになりそうだ。 アウディは、生産段階から資源保全に取り組むなど、様々なアプローチでサステイナビリティと向き合う。もちろん、こういった企業の姿勢だけが購入動機にはならないだろうが、EV各モデルの完成度の高さに加え、アウディ、ポルシェ、フォルクスワーゲンの3ブランドで展開する「プレミアムチャージングアライアンス(PCA)」の90-150kW級となる急速充電器の出力、ディーラーでのホスピタリティなど、EVに関してアウディを選ぶ理由は多く挙げられる。 EVを購入して始まるカーライフは、体験してみないとわからない部分があることも事実。となると、EV選びは、ブランドの姿勢に共感が持てるかどうかなどを含め、様々な面に目を向けるべきだ。もし今、筆者がEVを購入するなら、アウディを検討リストに入れるだろう。それだけアウディのEVには説得力があると思う。 Audiコミュニケーションセンター 0120-598106(9:00~19:00) https://www.audi.co.jp Text:Haruhiko Ito (office cars)
朝日新聞社