矢沢あい「ご近所物語」「NANA」とのコラボが大きな話題に ドレスが生まれた背景をクラウディア企画担当に聞く
ルルフェリーチェでよく使われている、キラキラしたオリジナルのグリッター素材で柄を使い、ファンが喜ぶ要素をたくさん取り入れたと話す。 「『ご近所物語』のドレスのデザインは、色味をポップで華やかな印象にしたいということで、カラーリングもすごくこだわりました。 『ご近所物語』のタキシードは、ツトムと実果子が並んでいるイラストをイメージに作らせていただいたので、タキシードはツトムのイメージで作りました。 ツトムのラフな雰囲気に合わせて、素材もカジュアルなものを使用したり、柄にも遊び心を入れたりと、ツトムらしいデザインを意識したのが特徴です」
時流に合わせて進化するウエディングドレス
『NANA』のウエディングドレスはデザインだけではなく、ナナと奈々(ハチ)を彷彿とさせる、2人の花嫁が並んだビジュアルも私たちの目を惹きつけた。
ナナと奈々のウエディングドレス、正反対な2着のドレスと花嫁たちの美しさに心を奪われた人も多いだろう。「NANA」のウエディングドレスには、作品を愛するだけではない、デザイナーの思いも込められている。 「『NANA』の作中に、ナナと奈々が並んでいるイラストがありまして、それを絶対に今回のコラボレーションのドレスで再現したいという思いが当初からありました。 また最近は同性のカップルの方々や、お友達同士でのウエディングの撮影も弊社では受け付けておりますので、これまでのウエディングの概念にとらわれないような撮影がしたいという思いもあります」 「NANA」のウエディングドレスで驚くのは、ナナのパンクファッションをウエディングに落とし込んだところだ。
「パンクとブライダルをうまく融合させるのが、デザインにおいてすごく苦戦しました。たとえばレースの部分にクラッシュされているイメージのものを使用するなどして、工夫をしたり。従来のウエディングドレスのイメージにパンクの要素を落とし込めたようには思っています」 そして、タキシードも見逃せない。ウエディングというジャンルで、パンクファッションを意識したタキシードというのは初の試みなのではないだろうか。 デザイナーがこだわり抜いたタキシードは、ナナが組んでいるバンドの「ブラックストーンズ」のイメージで制作したという。