トランプ次期米大統領、農務長官に元顧問ブルック・ロリンズ氏を指名
(ブルームバーグ): トランプ次期米大統領は23日、シンクタンク「米国第一政策研究所」所長のブルック・ロリンズ氏を農務長官に指名すると発表した。ロリンズ氏は第1次トランプ政権のメンバーで、トランプ氏の忠実な支持者。
トランプ氏は声明で、農家や食糧自給、農業に依存する米国の小さな町の復興を支援することへのロリンズ氏の献身は「比類がない」とコメントした。
ロリンズ氏は2021年、トランプ氏のホワイトハウス復帰の土台作りを支援するため、米国第一政策研究所を設立。テキサス州出身の保守系弁護士である同氏は、第1次トランプ政権で内政を統括する国内政策会議(DPC)の委員長などを務めた。
農業は、トランプ氏が優先する政策の影響を受ける可能性が高い。同氏が主張する関税の引き上げが実施されれば、他国は米国の農産物輸出に対して報復措置を取る恐れがある。
原題:Trump Picks Ex-Adviser Brooke Rollins for Agriculture Chief (2) (抜粋)
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Tony Czuczka