パリ五輪補欠の24歳・杉原愛子、28年ロス五輪挑戦は否定「ないです」「リポーターでぜひ使って」引退時期は未定「動けるうちはやりたい」
「国民スポーツ大会・体操」(7日、SAGAサンライズパークSAGAアリーナ) 成年女子決勝が行われ、16年リオ五輪、21年東京五輪代表で、24年パリ五輪補欠の杉原愛子(24)=TRyAS=が大阪府から出場し、合計209・860点での団体2位に貢献した。個人では4種目合計が56・532点で1位だった。 【写真】涙、涙の復帰戦 宮田笙子、騒動後初の実戦「最後までやり切ることが使命と」 自身がプロデュースする『アイタード』ことショート丈のユニタードをチーム全員で身につけて挑んだ。持ち前の明るい演技で会場を盛り上げた。「すごく楽しかった。団体2位で大阪に貢献できてうれしかった」と笑顔だった。 杉原はリオデジャネイロ、東京と2大会連続で五輪出場。22年に競技者として一区切りをつけ、指導者、審判、リポーターなどを経験したが、昨年、現役復帰してパリ五輪を目指すことを表明。昨年6月の全日本種目別選手権では1年ぶりに競技復帰し、種目別床運動で優勝。パリ五輪代表選考では惜しくも敗れて補欠となっていた。「補欠になったからこそ大変な部分もあったけど、今後の人生にいい経験になった」と振り返る。 今後について「どこで引退とかは考えていない。動けるうちはやりたい。体と相談しながら、できるところまではやりたい」と話す。ただ28年ロサンゼルス五輪は「ないです」ときっぱり。「4年後はリポーターで出られるように、ぜひ使ってほしい」と、笑って呼びかけた。