【元UFCランカー】タイソン・ナムと戦う【路上に花咲く天才喧嘩坊や】井原良太郎

　8日、埼玉県・さいたまスーパーアリーナ（コミュニティアリーナ）にて『BreakingDown 14』が開催。バンタム級王者の【路上に花咲く天才喧嘩坊や】井原良太郎が元UFCランカーをワンパンKOしてフェザー級トーナメント1回戦を突破した。 　今大会の目玉の1つは、“BreakingDown vs 元UFC”をテーマとしたフェザー級のワンデートーナメント。 　BreakingDownからはバンタム級王者の【路上に花咲く天才喧嘩坊や】井原良太郎、ライト級王者の【BREAKING DOWNの超新星】NAO、【喧嘩自慢のプリンス】 細川一颯、【ロシアンストライカー】YURAという最強の布陣。 　今回来日予定の海外勢は、朝倉未来CEO曰く「全員元UFCの選手」。【元UFCランカー】タイソン・ナム、【KOアーティスト】アラン・ベゴッソ、【アジアンバイキング】ピーター・ダネソ、【狂気の英国紳士】キャメロン・エルスの4人。 　しかし、アランとピーターが大会直前に来日出来なくなるトラブルが発生。フェザー級ワンマッチとして組まれていた金森雄大vsリキの試合がそのままトーナメント1回戦に昇格した。 　外国勢4人の中で最も格上であるタイソンは23勝15KOと高いKO率を誇り、その右フックは数多の選手を一撃で沈めてきた。 　幼少期からPRIDEやK-1を見ていたというタイソンは日本での試合、しかもさいたまスーパーアリーナで闘えることを心底喜んでいた。しかし「アイツらはアマチュア。俺たちはプロフェッショナルだ」とどこか冷めた様子も見せている。 　オーディションのときからナメられっぱなしだった井原だが、この試合で勝利出来ればBreakingDown王者の実力が世界に通用することを示せる試合。BreakingDownを背負う者として負けられない一戦だ。 　ゴングが鳴るとタイソンがガンガンプレッシャーをかけていき、ケージを背負う形となる井原は中々前に出られない。 　しかし、タイソンが決めに行こうと踏み込んだところへ井原がカウンターの右フックを鼻にぶち当て、まさかのワンパンKO。 　BreakingDown王者が元UFCランカーをワンパンKOするという事態に場内は騒然となった。 　井原の2回戦の相手はYURAに。日本人最強決定戦と言われても違和感のないカードに期待が集まる。