【自称:朝倉兄弟より格上】の天才が家族から海外追放された沖縄のワルに敗れ去る
8日、埼玉県・さいたまスーパーアリーナ(コミュニティアリーナ)にて『BreakingDown 14』が開催。【沖縄のバケモノ】龍志が【自称:朝倉兄弟より格上】なぎに勝利した。 【自称:朝倉兄弟より格上】なぎは、朝倉兄弟と喧嘩するためにBreakingDownに乗り込んできたニューカマー。とにかく殺気立った状態でオーディションに現れ、幾度も乱闘騒ぎを起こし続ける。 その元気の良さを買ったか、朝倉未来CEO自らスパーリングに志願。流石にケージでの闘いは周囲が許さなかったが、未来は通路上の乱闘で余裕たっぷりの半笑いを崩さぬままなぎを制圧。圧倒的な強さで“路上の伝説”が健在であることを示した。 しかし、なぎはその後のスパーリングでKNOCK OUTでプロとして4戦3勝(1KO)の戦績を残している竹田哲紳をあっという間にKO。未来が強過ぎただけでなぎも確かな強さを持っていた。 未来もなぎの実力を認めて対戦相手を募ると、【沖縄のバケモノ】龍志が名乗りを上げたことで試合決定。 龍志はあまりにもイカれ過ぎていたため家族から国外追放されていたという過去を持つ札付きのワル。『13.5』ではOUTSIDERレジェンドである【必殺仕事人】関谷勇次郎から判定勝利を収めるなど強さも折り紙付き。 なぎは小学生時代に未経験者ながら空手のトーナメントに出場して準優勝したり、練習無しでキックボクシングで関西2位になったこともあるセンスの塊であったことが判明。本当に朝倉未来を超えうるニュースターがBreakingDownに誕生する可能性が浮上した。 ゴングが鳴ると互いにローで牽制し合うが、龍志がカウンターの右を当てて倒す。なぎはキレの鋭いハイキックを見せていき、スピンキックをかわしてボディへフックを突き刺す。龍志は倒れずワンツー。最後に放ったなぎの飛び蹴りが空を切って1分間終了のゴング。妙に小綺麗な試合にまとまってしまったため延長戦が決定。 2Rは一転して足を止めてのインファイトを展開も、数秒でなぎの指が龍志の左目に入ってしまい試合中断。再開するとなぎが左から攻めていくも、クリンチから互いに投げるような形で倒れ込む展開が続いて1分間終了。龍志が5-0で勝利。まさかの塩試合に場内が冷えた。