10歳の息子に「任天堂スイッチが欲しい」と言われています。「友だちの会話についていけない」とのことですが、4万円近くしますし子どもには高すぎますよね…?
「ゲームを与えない」のではなく「ゲームのある環境」との向き合い方を伝える
親世代の場合「スーパーファミコン」や「ゲームボーイ」といったゲームは存在していても、子どものときに熱中するほどやり込んだという人は少なくないでしょう。あの時代よりもさらに日常生活にゲームが浸透した現代で「ゲームを与えない」のは難しくなっているともいえます。 そこで考えたいのが「ゲームのある環境との向き合い方」です。ゲームが目の前にあると、子どもはついついのめり込んでしまい、勉強や習い事が疎かになる可能性があります。「ゲームをした時間の2倍勉強する」「習い事で賞を取れたらいつもよりたくさんゲームしてよい」などのルールづくりが重要です。 なお、Nintendo Switchでは「みまもり設定」が可能です。みまもり設定では子どものプレイ時間や一部機能を制限できます。プレイ時間の管理ができる専用スマホアプリもあるため、アプリを使って常に子どもの状況を見ながらゲームをさせるとよいでしょう。 また、ゲームを買い与えるタイミングも検討しましょう。例えば、「10歳になった子の2分の1成人式のお祝いとして買う」「誕生日やクリスマスなど特別な日に買う」といった具合です。 何でもない日常で高価なゲームを購入してしまうと、子どもは「あれもこれも」とおねだりに歯止めが効かなくなる可能性があります。適切なタイミングで買い与えることで「我慢してきたことが報われる喜び」や「友だちと一緒にゲームができる楽しさ」を実感してもらえるでしょう。
ゲーム購入の方針は「家庭ごと」にあってよい
ゲームを買うか買わないかは、家庭の方針により異なります。家計上購入しても問題なさそうであれば「1日1時間まで」のようにルールを決めてゲームを買い与えてもよいでしょう。 親と子が互いに願望を押し付け合っていては、いつまで経っても「ゲーム購入問題」は解決しません。「子どものため」「家計のため」といった様々な要素を総合的に判断して、購入の可否を判断しましょう。 出典 任天堂 Nintendo Switch 執筆者:石上ユウキ FP2級、AFP
ファイナンシャルフィールド編集部