テーラーメイド『Qi35 ドライバー』は「デカヘッドなのに振りやすい!」(癸生川プロ)【プロが試打&分析・動画あり】
●HS40m/s前後で試打 打球は中弾道で、センターから0.8度右に打ち出して、飛球は9.3度右に傾きながらセンターから2.3ヤード左に着弾したドローボール。 HS40m/s前後で打ったデータ <トラックマン4> クラブスピード●39.9m/s ボール初速●59.2m/s 打ち出し角●12.9度 スピン量●2286rpm 降下角●33.9度 キャリー●197.10Y 飛距離●223.0Y 打ち出し方向●0.8度右 スピンアクシス●9.3度左 SIDE●2.3Y左 <GCクワッド> Hインパクト●8ミリトウ Vインパクト●0ミリ低 癸生川: HS40m/sくらいで打つと、さらに良い見え方の弾道になりますね。球が強くなるし、スピードを落としても振りやすさも変わらず、ダウンスウィングでもたつくような感じもないです。 小島: 球筋がフェード系からドロー系に変わったので、スピードが落ちてつかまったぶん、スピン量が2286rpmまで減って落下の角度が33.9度です。この34度くらいの落下角の弾道って好きな人は多いです。ドライバーショットで球を上げたくない、でもある程度あって前に行ってくれるという感じ。弾道は軽いドローボールです。 45m/s、42m/s、40m/sとヘッドスピードで打ち比べてみたが、果たして最適ヘッドスピード帯は3つのうちどれなのか。二人で結論を探る。 小島: 『Qi35(10.5度)×ディアマナ シルバー TM55(S)』の組み合わせですが、どのスピード帯が合うと思いましたか? 癸生川: 40m/s前後じゃないですかね。45m/sくらいになるとちょっとしなりが多くなってコントロールしづらくなるのかなと思いましたね。 小島: 結果を見ると、スピードを落とすごとにつかまっている感じがするんですけど。 癸生川: ああ、打っていてもそう思います。 小島: 最後はドロー系の球になった理由は何でだと思いますか。 癸生川: それは多分、シャフト。ヘッドスピードが速いとちょっと戻って来ないかなっていう感じはちょっとありましたね。シャフトが動きやすい、だからつかまりやすいのかもしれないけれど。 小島: じゃあHS45m/s前後の人もシャフトを合わせてタイミングが合えば、振りやすくて、つかまるドライバーであると位置づけ? 癸生川: うん、いいと思います。