テーラーメイド『Qi35 ドライバー』は「デカヘッドなのに振りやすい!」(癸生川プロ)【プロが試打&分析・動画あり】
癸生川プロが試打開始
●45m/sで打つ 打球は高弾道で、センターから1.9度左に打ち出して、飛球は3.3度右に傾きながらセンターから3.2ヤード右に着弾したフェードボール。 HS45m/s前後で打ったデータ <トラックマン4> クラブスピード●44.9m/s ボール初速●65.4m/s 打ち出し角●12.2度 スピン量●3148rpm 降下角●42.3度 キャリー●228.0Y 飛距離●244.6Y 打ち出し方向●1.9度左 スピンアクシス●3.3度右 SIDE●3.2Y右 <GCクワッド> Hインパクト●5ミリヒール Vインパクト●2ミリ低 癸生川: 打感は軟らかい。見た目の印象は大きいヘッドと言いましたけど、普通、大きいヘッドはダウンスウィングで“もたつく感じ”があるんだけど、このヘッドはそれがない。ヘッドが大きいけど、スウィングにスピード感があって振りやすい。 小島: 風がアゲンストなので、初速と飛距離が思ったより出ていません。また、落下の角度は42.3度です。この角度が40度を超えてくるとまあまあ高い。これはスピンが3148rpmと多いことと、シャフトが軟らかいことなどが影響しています。あとロフト10.5度ですが、癸生川プロくらいのヘッドスピードの人が使うのなら9度が良い。弾道は1.9度左に打ち出してから、3.3度右に傾き、3.2㍎右に着弾した、綺麗なフェードボールです。
●HS42m/s前後で試打 打球は中弾道で、センターから1.3度右に打ち出して、飛球は0.5度右に傾きながらセンターから8.6ヤード右に着弾したストレートボール。 HS42m/s前後で打ったデータ <トラックマン4> クラブスピード●42.2m/s ボール初速●62.4m/s 打ち出し角●11.4度 スピン量●3014rpm 降下角●39.2度 キャリー●213.0Y 飛距離●231.8Y 打ち出し方向●1.3度右 スピンアクシス●0.5度右 SIDE●8.6Y右 <GCクワッド> Hインパクト●2ミリトウ Vインパクト●6ミリ低 癸生川: HS42m/s前後のほうが飛び方は全然良い。気持ちスピン量が減っているような感じで、弾道も理想的です。HS42m/sで打った時も、45m/sと同じくヘッドの大きさの割に振りやすい印象ですね。球のつかまりはイイと思うけど、つかまり過ぎるということはないです。 小島: 打点が6ミリ下に当たっているので、そのぶんスピン量は3014rpmと多めですが、仮に真ん中に当たっていたら2000rpm台まで下がると思います。落下の角度は39.2度と30度台になっています。ヘッドスピードが落ちたなりのスピン量と弾道の高さにはなりましたけど、びっくりするほど少なくはなりませんでした。しっかり上がってくれるというのがこのヘッドの特性だと思います。