北海道の1か月予報 秋の深まりは今年もゆっくり
3~4週目(10月5日~18日) いよいよ雪の便りや氷点下?
3~4週目も数日の周期で天気が変わり、気温は全道的に平年より高い予想となっています。山では徐々に紅葉が見頃を迎える所も出てくる見込みですが、引き続き季節の歩みはゆっくりなものとなるでしょう。 しかし、平年より気温が高いといっても、そろそろ道内では冬の始まりを感じさせる便りが届く時期に入ります。 道内で最も平年の初冠雪が早い旭岳では、最も遅い観測となった2004年の初冠雪が10月15日。道内にアメダスが設置された1976年以降で、道内でのシーズン初の氷点下の観測が最も遅くなった2000年でも10月11日には最低気温が0度を下回りました。 また、札幌の平年の最低気温が一桁になるのが10月7日からであるなど、都市部でも次第に冷え込みが強まってくる時期でもあります。秋の深まりが遅くとも油断せず、ストーブの掃除、点検など、冬を迎える準備を少しずつ進めておくとよさそうです。
日本気象協会 北海道支社 岡本 肇