「実家に帰ってカニ食いました」WWEスター・中邑真輔の“意外な素顔”…さらなる変貌の理由とは?「クネクネになったときはすごく死を意識した」
中邑真輔が写真家に? 知られざるカメラへのこだわり
最近は写真にも凝っているという。 「カメラに興味を持ってしまったので。世界中いろいろ行くでしょう。アメリカでも日本人の観光客の方があまり行かないところにも行くので、その風景を撮って残す。今はシグマのfpを持っています。家内がコロナの時にオンラインで料理教室を始めたんですよ。まあまあのカメラを使わなきゃと思って。インフルエンサーの中でLUMIXのGH5が流行っていて。そんなこんなでカメラを触るようになった」 カメラの話になると中邑は饒舌だ。 「パナソニックのフルサイズのLマウントは高いなあ。手を出しやすかったのがシグマです。6000万画素で、手振れ防止とかはついていないんですが。そこからいろいろ沼にはまって、オリンパスも、スナップにはリコーのGRとか。この職業のいいところは、プロのカメラマンに出逢える。ヨーロッパに行ったらヨーロッパのカメラマン。日本でも各媒体でお名前のある方のお話聞いたり、設定覗いてみたり、いい機会があるからそれを楽しまない手はない。WWEはみんなSONYですね」 日本に帰る予定はあるかと尋ねてみると「まだだな、と思います」という返事だった。 中邑は今使っているカメラを袋から取り出した。ファインダーはついていない。そのカメラで撮った写真をスマホで見せてくれた。そこには目を引く写真がいっぱい並んでいる。フランスのマルセイユの港、大きい月や、モノクロームの写真もある。「全部RAWで撮って、それから直している」というから、どれだけ気合が入っているのかがよくわかる。 「写真だけのインスタとかもやっています。会社(WWE)が『そんなに写真好きならバックステージも写真撮りなよ』って言ってくれて」 WWEのスーパースターたちの写真もあって興味深い。 「こんな写真、オレしか撮れない」と自慢気に見せてくれたのは、会見場の席から逆に記者やカメラマンを写したものだった。「写真家・中邑真輔」として、ニューヨークのギャラリーで個展をする日も遠くないのかもしれない。
(「プロレス写真記者の眼」原悦生 = 文)
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