「実家に帰ってカニ食いました」WWEスター・中邑真輔の“意外な素顔”…さらなる変貌の理由とは?「クネクネになったときはすごく死を意識した」
苦境の日本プロレス界に本音「今は産みの苦しみの時期」
元日の日本武道館のリングに立つことへのモチベーションも高い。中邑にとって「デビューの地でもありますし、いろんな自分の心に残る試合をしてきた場所」だ。 「今回は王者としての凱旋という意味もある。キャリアも20年以上。WWEに在籍して8年が過ぎ、意図しようがしまいが、まだまだ自分が変化できることにある種の楽しさを感じる。2年前に僕が誘い込んだことにはなっていますけど、憂流迦と対戦できるのは自分の生きてきた人生の大きな物語のひとつ。運命とまでは言いませんが、『あれがきっかけになったのか』っていう面白さも僕の中の変化として感じています」 団体を限らず、日本で会場に観客が入っていないという現状を聞くと、こんな答えが返ってきた。 「選手、団体だけの責任かというと、それは酷かな。日本の経済が、というようにくくってしまわないと。いやらしい言い方をしてしまえば、アメリカの方が稼げる。日本で試合をしている人間は日本にプライドを持ってやっている。プロレスっていつも過渡期が来る。今は産みの苦しみの時期だと思う。希望的な観測で思うのは、団体ではなく選手の誰が一抜けするか。誰が他との違いを見せつけて目立ってやろうかという所かと。今の若いヤツの感覚はわからないですけれど」 中邑は理知的に日本とアメリカの違いについて分析した。 「日本ではエンターテインメントがすごく細分化していると思う。アメリカを回っている身からすると、日本はどこに行っても東京と同じような環境が手に入る。日本に住んでいたらそう思わないですけれど、アメリカの田舎はとことん田舎ですから。『わーっ、プロレスが来た! 』『やったー、町全員でプロレス行くぜ! 』という地域も多々あるんですよ。(日本では)プロレスというジャンルが他のエンターテインメントと戦うことを考えなくてはいけない。行きやすい、目に触れやすいとか。そして、憧れられる存在になるべき。昔からそういう活動はやってきているんでしょうけど、今の時代に即したものが必要になってくると思います」
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