ふるさと納税のワンストップ特例は明日(1月10日)まで! オンライン申請でマイナンバーカードが読み取れないときの対処法
ふるさと納税をされた皆さま、ワンストップ申請は明日(1月10日)までだがすでにお済みだろうか? 【画像】楽天ふるさと納税の場合、寄付履歴ページから申請できる。マイナンバーカードの読み込みがあるので、PCよりスマホの方が便利だ 今は多くの自治体でオンライン申請に対応していて、スマホなどを使って1月10日の23時59分59秒までに申請できれば間に合うようになっている。 かく言う筆者も先日すべてオンライン申請を行ったが、その際になぜかマイナンバーカードの読み込みができないというトラブルがあったので、レアケースかもしれないが紹介したい。同じエラーにあっている人の一助になれば幸いだ。 ■ 「ふるまど」でワンストップ申請ができない!? オンライン申請のやり方自体は各ポータルサイトで詳しく紹介されているので、そちらを参照いただきたい。 今回筆者が使った楽天ふるさと納税では、「寄付履歴ページ」から申請することが可能だが、申請するサービスが2種類あって、自治体によって「自治体マイページ」か「ふるまど」から申請する形になる(詳しくは楽天ふるさと納税の「ワンストップ特例制度 - オンライン申請手順」をごらんいただきたい)。 そして今回ひっかかったのは「ふるまど」だ。昨年はすべての寄付先が「自治体マイページ」対応だったので、「ふるまど」は今年初めて使ったのだが、「自治体マイページ」と比べてこちらはかなり面倒だ。 「ふるまど」を使ったワンストップ申請の手順をざっくりと説明すると、楽天の寄付履歴から外部サイトである「ふるまど」に飛び、まずは新規アカウント登録を行う。 アカウント登録が済んだらログインして1件目の寄付を登録。 楽天の寄付履歴から飛ぶが、その情報は反映されていないので、自治体名を選択し、寄付番号(寄付したときに届くメールに記載されている)、もしくは楽天の注文番号(楽天の寄付履歴で見られる)を入力して1件ずつ登録する必要がある。 寄付が複数有る場合は続けて寄付を追加。これも1件ごとに自治体名を選び、寄付番号などを入れる。 全ての寄付が登録できてもまだ終わりではない。続けて申請をしなければならない。 「ふるまど」のメニューから「寄付一覧」を選び、登録した寄付のすべてにチェックを入れて「まとめて申請」をタップ。さらに進むと「IAMで申請する」というのが出るので、ここをタップしてアプリの「IAM」に移行する。 ここからはアプリの「IAM」に遷移するため、事前にダウンロードしておく必要がある。筆者の場合以前にIAMはダウンロードしたことがあったのだが、長らく使っていなかったので、再ダウンロードする必要があった。 IAMに入ると、まずマイナンバーカードの2つの暗証番号を入れる必要がある。 「券面事項入力補助暗証番号」というのは4桁の数字だ。おおむねこれは間違えることは無いと思う。やっかいなのは「署名用電子証明書暗証番号」のほうだ。たまにしか使わないので忘れている人も少なく無いだろう。 こちらは英数字6~16文字のパスワードとなっていて、アルファベットと数字を1つずつは入れる必要がある。それと注意すべきは、アルファベットはすべて大文字ということ。失念した人はいつも使っているパスワードを大文字にしてみると通るかもしれない。 ■ IAMでマイナンバーカードが読みとれない場合の対処法 と、ここまでは面倒ではあったが進むことができたのだが、最後のマイナンバーカードの読み取りでエラーになりまくった。 調べると、スマホのカバーを外せ、とか、カードとピッタリくっつけて動かすな、などいろいろ対策が出てくるので試してみるもののどれもダメ。混雑時には通りにくくなるというので深夜まで待ってみたがそれでもダメ。 もうひとつの「自治体マイページ」を使った申請のほうは問題無くできたので、スマホや通信環境などには問題ないないはずだが、こちらは、何度やってもエラーになる。 で、結論としては1件ずつ申請したら通った。 ふるまどのメニューの「寄付一覧」ですべての寄付にチェックをするのではなく、1つだけチェックをして申請に進むと問題無く申請できた。あとは同じ事を繰り返して1件ずつ申請することですべての申請ができた。 調べてみるとどうやらIAMによくある症状のようだ。ふるまどのエラーで調べても見つけられなかったがIAMのエラーとして検索すると見つけられた。 ということで同じようなエラーに悩んでいる方はお試しいただきたい。
INTERNET Watch,瀬戸 学