Appleのエグゼクティブに学ぶ、1週間を走り切るための「最良の月曜日」のつくり方
6. ToDoリストを確認する
LoppもシンプルなToDoリストを信奉するエンジニアのリーダーの一人ですが、その使い方について独自の工夫を語っています。 「ToDoリストは、完全に更新された最新のものだけが価値がある」といいます。 目標は、すべてのタスクを「今日」「今夜」「それ以降」の3つのバケツに分けて入れること。これがすぐにできない場合は、カレンダーにToDoリストを整理する時間を確保する。 もちろん、ここでもまた一口。
7. 到達すべき基準を見直す
各自の仕事の世界には、注意深く観察しなければならない重要な一連の基準が存在する。そうした基準は、次の3つのいずれかの状態にある。 1. 明確に定義されていて万人に理解されている 2. (たぶん)どこかに(なんとなく)存在し、一部の人が(どちらかといえば)重要だと考えている 3. 存在しないので誰も気にしていない どのタイプであっても、少し時間を費やして、明確に定義された基準を見直すか、なかば理解されている基準をもっと多くの人が知っている状態にするか、新しくこうした基準を定義したり見つけたりする必要がある。 このようにLoppは結論づけています。 基準の話は、特定の分野では多かれ少なかれ異質なものに思えるかもしれませんが、基本的な考え方は普遍的です。 どんな仕事にも、その根底には本質的な目的があります。筆者は読者を惹きつける記事を書く必要があります。デザイナーは顧客の問題を解決するものをデザインする必要があります。経営者は利益を上げる必要があります。 Loppの最後のステップは、最終的に自分が達成するべきことを思い出し、それに従って進捗状況を確認する(そしてそれに時間を割く)ということです。 筆者にとってこのプロセスの魅力は、ストレスがかかるというより癒されるものだということです。温かいものを飲む喜び、そして体が運動の前にウォーミングアップを必要とするのと同じように、脳にも仕事の前にウォーミングアップが必要だという理解に根ざしています。 その目的は1週間で一番重要なことを見つけることであると同時に、仕事での集中力と効果を高めつつも、猛烈になって消耗する度合いは下げるようにしようというものです。 あなたにも、準備を整えるのに絶対に欠かせない月曜日の習慣はありますか? ──2024年3月31日公開記事を再編集して再掲しています。 Source: The New Yorker, Rands in Repose(1, 2), Originally published by Inc. [原文] Copyright © 2024 Mansueto Ventures LLC.
白井樹(OCiETe)